侍ジャパンU-12代表、チャイニーズ・タイペイ戦が順延 31日の南アフリカ戦は試金石に

2017.7.31

台湾・台南市で開催されている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は30日に3日目が行われたが、侍ジャパンU-12代表が戦う予定だった開催国チャイニーズ・タイペイとの一戦は、台風10号の影響で雨天中止となった。試合開始2時間ほど前から風雨が強まり、この試合は予備日として設定されていた8月2日に組み込まれることになった。

写真提供=Getty Images

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大一番が雨のため8月2日に持ち越し、31日は「出ていない選手たちも出しながら」

 台湾・台南市で開催されている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は30日に3日目が行われたが、侍ジャパンU-12代表が戦う予定だった開催国チャイニーズ・タイペイとの一戦は、台風10号の影響で雨天中止となった。試合開始2時間ほど前から風雨が強まり、この試合は予備日として設定されていた8月2日に組み込まれることになった。

 オープニングラウンドで最大の敵と目されていたチャイニーズ・タイペイとの一戦が先送りとなった侍ジャパンU-12代表。31日に行われる南アフリカ戦で仕切り直しをはかることになる。その南アフリカ戦に向けて、仁志敏久監督は「明日、明後日(のブラジル戦)は、楽観はしてはいけないけれど、ある程度の予測はつく。明日は出ていない選手たちも出しながらいこうと思います」と展望を語った。

 日本にとっては格下となる南アフリカ。初戦のメキシコ戦で25失点、2戦目のチャイニーズ・タイペイ戦でも18失点。そして30日、風雨が強まる前に行われたブラジル戦でも10失点を喫している。油断は禁物ではあるが、普通に戦えば、難なく下せる相手だろう。
 
 勝利は絶対の中で、期待されるのは、選手たちのアピールだ。指揮官は、初戦のチェコ戦、2戦目のメキシコ戦で出番があまりなかった選手たちを起用する考えでいる。2日後に延期となったチャイニーズ・タイペイ戦に向けて、これまで出番に恵まれなかった選手の中から、状態の良さを発揮する選手が出て来て欲しいところ。

「今大会は、ベスト(のメンバー)でいくゲームが早々に来てしまったので、なかなかチャンスを与えられなかった。(タイペイ戦に向けての2試合で)選手層が厚くなってくるといいなと思います」と仁志監督は言う。南アフリカ戦、そして8月1日のブラジル戦は、チャイニーズ・タイペイ戦に向けた試金石の意味合いも含まれる試合となる。

【了】

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