大学代表は「すごくいい財産になった」 “世代No.1捕手”埼玉西武・小島大河が受けた一流の刺激

2026.6.29

埼玉西武のドラフト1位ルーキー、小島大河捕手(明治大)は2025年7月に野球日本代表「侍ジャパン」大学代表の一員として「第45回 日米大学野球選手権大会」に出場した。全5試合に「5番・指名打者」としてスタメン起用されると、大会打率.353を残し日本の全勝に貢献した。

写真提供=Full-Count

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阪神・立石らと5試合を共闘…大会打率.353で全勝優勝に貢献

 埼玉西武のドラフト1位ルーキー、小島大河捕手(明治大)は2025年7月に野球日本代表「侍ジャパン」大学代表の一員として「第45回 日米大学野球選手権大会」に出場した。全5試合に「5番・指名打者」としてスタメン起用されると、大会打率.353を残し日本の全勝に貢献した。

「同世代のトップレベルの選手と一緒にプレーできて、いろいろなことを勉強できました。相手もアメリカ代表だったので、同い年にもこんないい選手がいるのかと。多くのことを学ぶことができました」

 大会では17打数6安打の打率.353。チームを牽引した自身の打撃については「思った以上に結果が出ました」と笑みを浮かべた。“メジャー予備軍”を相手に快音を響かせ続けたことで「そこは良かったかなと思いますし、それを自信に頑張っていきたいと思いました」。3か月後のドラフト会議を前に手応えを得ていた。

 本塁打こそなかったが「チャンスメークであったり、短期決戦だったりということで、一試合一試合しっかり役割を全うできればと思っていました」と、チーム打撃に徹した。


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米代表の投手は「見たことのない角度、球の動き」

 技術と対応力の高さを示した大会だった。米国の投手陣について「強いですね。体も大きいですし、見たことのない角度、見たことない球の動き方とか、そういうのは感じました」と振り返る。

「(相手投手は)初見なので、とりあえず振って合わせていこうという感じで、積極性を大事に試合に入りました」と、打席の中で少しずつアジャストしていった。

 ベンチなど外側からの印象と、実際に打席に立っての印象は「もう全然違う」と苦笑する。「打席の中での勝負となるので、とりあえずファウルでもいいと(バットを)振って振って前に飛んでくればいい、という感じでした」。自身も振り返ったように、積極性が奏功した。

世代トップの立石から得た刺激

 共闘した仲間の存在も大きかった。26人の大学代表メンバーのうち、4年生は19人いたが、そのうち16人がドラフト指名された。しかも1位指名は自身を含めて6人にのぼるなど、16人はいずれも3位以内というレベルの高さだった。

 小島選手の目に強烈なインパクトを残した仲間は、3球団競合の末に阪神に入団した立石正広内野手(創価大)だったという。「バッティング練習でレフトにもライトにもホームランを打ちますし、自分が引っ張って一生懸命打った飛距離と、立石の流し打ちの飛距離が同じなので、すごいなと思いました」と苦笑した。

 小島選手自身も大学No.1捕手と言われていたが、立石選手に関してはレベルの違いを実感した。「世代トップになるにはあれぐらいやらなければいけないと思いましたし、立石はグラウンド以外でもすごく野球のことを考えているので、そういう部分も勉強になりました」。トレーニング方法の引き出しの多さや、宿舎の自室でもバットを持って理想の打撃を探究する姿に刺激を受けた。


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印象に残った投手は中日1位指名の中西

 試合は指名打者として出場したが、“捕手目線”で印象に残った投手としては中日に入団した中西聖輝投手(青山学院大)を真っ先に挙げ、それに3年生コンビの鈴木泰成投手(同)と佐藤幻瑛投手(仙台大)の名前が続いた。「中西に関しては、持っている球はもちろん良いのですが、ピンチになったらギアが入る。ギアの入れどころとか、その状態で投げた球はすごい」と分析する。

 鈴木投手に関しても「すごく角度のあるボールで1歳下とは思えないような落ち着きもありました。佐藤は独特のキャラクターで、相手どうこうというよりも、しっかり自分のことをやっている。ボールに関しては見ての通りすごいので」。

 ハイレベルの集団に加わったことで「刺激になりますし、一緒にやっていると、自然とそのレベルに適応していかなければいけないので、そういう経験はすごくいい財産になったかなと思います」と頷いた。

世界が注目するWBCの舞台に「1度は立ってみたい」

「いずれは(昨夏に)一緒に戦った仲間たちと、日本のプロ野球を引っ張っていけるような選手になれればいいかなと思っています。日本に限らず、世界に目を向ければすごい選手はたくさんいるので、今に満足することなく、上を目指して頑張っていきたいと思います」

 大学代表を経験したことで、おぼろげだった高い目標の輪郭が強さを増した。トップチームへの思いを問われると、「もちろん、あります」と即答。2023年の「WORLD BASEBALL CLASSIC™」の決勝戦で日本が優勝したシーンは、今でもハッキリと覚えている。世界中が注目する舞台に「1度は立ってみたいです」と目を輝かせた。

「まずはライオンズでレギュラーを獲って、日本を代表するような選手になりたいなと思っています」

 ここから先の未来に向かって、“最強世代”と称される可能性を秘めた仲間たちとともに、野球界を先導する。

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