侍ジャパンU-15代表がチェコに5回コールド勝ちでスーパーR進出決定!

2016.8.1

1日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ4日目。3連勝中の日本は、チェコを相手に15-0の5回コールド勝ちをし、スーパーラウンド進出を決めた。鹿取義隆監督は「本当に選手がよく頑張っている。一生懸命にやっているのでいい結果になっていると思う」と喜んだ。

写真提供=Getty Images

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15-0と圧倒の完封劇で、今大会3度目のコールド勝ち

 1日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ4日目。3連勝中の日本は、チェコを相手に15-0の5回コールド勝ちをし、スーパーラウンド進出を決めた。鹿取義隆監督は「本当に選手がよく頑張っている。一生懸命にやっているのでいい結果になっていると思う」と喜んだ。

 日本の先発マウンドに立ったのは、開催地であるいわき市から侍ジャパン入りした黒須大誠。所属するいわきボーイズのチームメイト約30名が観客席から熱い応援を送る中、初回から3者連続三振を奪った。

 2回は死球で走者を出したものの、3回も3者凡退に抑えた185センチの大型右腕。4回は1死から味方の失策と四球で走者を出した後、この日初安打も許したが、得点させずに切り抜けた。

 4回を1安打無失点に抑えた黒須に続き、5回には2番手の増木武寛が3人で締め、侍ジャパン投手陣は予選リーグ3度目の零封を演じた。

 攻撃は今大会最多の14安打を放ち、15得点を挙げた。チェコの投手陣のストレートはそれほど速くなかったが、バットを大振りせず、ボールをしっかり引きつけて打ち返した日本の選手たち。鹿取監督は「緩いボールに対して対応が良く、うまく打っていた」と称えた。

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写真提供=Getty Images

安定のクリーンアップ、稲生、嘉手苅、小山が2回に合計4打点!

 初回に相手のボークで先制すると、1死三塁から4番・嘉手苅将太のセカンドゴロの間に2点目を追加。さらに、5番・小山翔暉が四球で出塁後、盗塁と捕逸で三塁まで進み、1死三塁と再び得点チャンスを作ると、6番・鈴木琉晟の左中間を破る適時二塁打で生還し、この回は3点を得た。

 2回には、3番・稲生賢二、4番・嘉手苅、5番・小山のクリーンアップが4打点を挙げる活躍を見せた。この4試合では打撃オーダーを少しずつ変更している鹿取監督だが、「状態のいいバッターを残していた方がゲーム勘が残るため、クリーンアップは変えなかった」と、その策がピタリと的中した。

 4回には、この日マスクをかぶった星子海勢の犠飛で1点を追加。5回には、4本のタイムリーに加え、パスボールやボークといった敵のミスが絡んで7得点。5回で計15得点を挙げ、今大会3度目のコールド勝ちを収めた。

 グループAに属する日本は4連勝でスーパーラウンド進出が決定。明日2日は予選リーグ最後となるコロンビア戦に臨む。予選リーグでは3勝1敗で2位につけるコロンビアだが、侍ジャパンは無傷の5連勝で1位通過を決めたい。

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