侍ジャパン女子代表、有坂の3ランなどでインドに大勝 3連勝でスーパーラウンドへ

2016.9.6

侍ジャパン女子代表は5日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)のインド戦に18-0で5回コールド勝ちし、開幕3連勝でスーパーラウンド進出を決めた。日本はグループBを1位通過。グループCでは、5連覇へ向けて最大のライバルになると思われていたアメリカがスーパーラウンド進出を逃す大波乱があったが、大倉孝一監督は「気が緩むことは全くない」と気を引き締め直した。

写真提供=Getty Images

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18安打18得点の猛攻、グループCではライバル・アメリカが敗退する波乱も…

 侍ジャパン女子代表は5日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)のインド戦に18-0で5回コールド勝ちし、開幕3連勝でスーパーラウンド進出を決めた。初回に有坂友理香(アサヒトラスト)の先制3ランが飛び出すなど、18安打18得点の猛攻。投手陣もインド打線をヒット1本に抑える完勝だった。日本はグループBを1位通過。グループCでは、5連覇へ向けて最大のライバルになると思われていたアメリカがスーパーラウンド進出を逃す大波乱があったが、大倉孝一監督は「気が緩むことは全くない」と気を引き締め直した。

 力の差があるインドを相手に、侍ジャパン女子代表は攻撃の手を緩めなかった。初回、先発の左腕・荒木未来(アサヒトラスト)がインド打線を3者三振に抑えると、その裏に2死一、三塁のチャンスで今大会初先発マスクの有坂がレフトへ特大ホームラン。球場がどよめきに包まれる、圧巻の一発だった。

 初回には長池のタイムリーでさらに1点を加え、2回には川端のタイムリー二塁打、有坂のレフト前タイムリーで2点を追加。3回に3安打4得点、4回には7安打8得点と打線が爆発し、終わってみれば18-0の快勝となった。

 有坂と川端はそれぞれ4打点の大活躍。大倉監督は「コンディショニングを重視して、初球から振っていこうと。ヒットポイントだったりスイングの感覚を掴んでほしかったので、どんどん振って行きましょうということを伝えていました」と明かす。有坂は初球のインコースへの直球を思い切り振り抜いており、まさに指揮官の指示通りの一発だった。

アメリカ敗退にも気の緩みはなし、「それが一番怖いと重々、承知している」

 これでオープニングラウンドを順当に突破。開幕3連勝で、2002年から続くW杯での連勝を16まで伸ばし、スーパーラウンドに臨む。初戦のカナダ戦以外は序盤から大差がつき、コールドで決着がつく形になったが、やるべきことはしっかりとやった。3試合で全20選手がグラウンドに立ち、W杯の雰囲気を肌で感じた。

「一応、選手を一通り使いきるということと、オープニングラウンドで大会に慣れさせることが一番でした。カナダがオープニングラウンドではキーポイントでしたけど、そこも乗りきれて、選手の動き、あとはチームの勢いというのが3試合(で出て)、いい感じで消化できたかなと思います」

 順調な仕上がりに、大倉監督も確かな手応えを示す。

 一方で、別のグループでは大きな波乱があった。アメリカがオーストラリアに2-10の大差で敗戦し、得失点差により3位でオープニングラウンドを終了。過去6大会ですべて3位以内に入り、第1、2回大会では優勝していた強豪が、スーパーラウンドへの道を絶たれた。5連覇を目指す日本にとって、今大会も最大のライバルになると見られていただけに、まさかの展開となった。

 もっとも、インド戦の前にアメリカ-オーストラリアの試合を序盤だけ視察した大倉監督は「チームの中で何が起こっているか分かりませんけど、ブレが大きいというのは、オーストラリア、アメリカの昔からの特徴です。オーストラリアが今日勝つかもしれないな、というのはあったんですよ。過去にもそういうことが起こっているので」と話す。大きな驚きはなかったという。

 それだけに、これで気が緩むことも「全くないです」と言い切る。「それが一番怖いことであるというのは重々、承知していますから。だから、このオープニングラウンドもそういうプレーが1つもないようにとやってきましたから」。スーパーラウンドへ向けて、また入念に準備を進めていくだけだ。

 大会5連覇まで、あと5試合。ここまでは王者として全く隙を見せていない侍ジャパン女子代表。自分たちがやるべきことをやれば、頂点へと着実に歩みを進めていける。

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