侍ジャパン小久保監督、日本通運野球部選手らが野球教室、子どもたちを熱血指導

2016.8.29

日本通運×侍ジャパンの野球教室が28日、さいたま市営浦和球場で行われ、侍ジャパンを率いる小久保裕紀監督、内野守備走塁コーチで侍ジャパンU-12代表監督も務める仁志敏久氏らが子どもたちを熱心に指導した。

写真提供=Full-Count

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小久保監督は打撃、仁志コーチは内野守備を担当

 日本通運×侍ジャパンの野球教室が28日、さいたま市営浦和球場で行われ、侍ジャパンを率いる小久保裕紀監督、内野守備走塁コーチで侍ジャパンU-12代表監督も務める仁志敏久氏らが子どもたちを熱心に指導した。

 この日は日本通運野球部選手・コーチ35名も講師役を務め、埼玉県内の少年野球チームに所属する小学5・6年生約100人が参加。グラウンドではバッティング、内野守備、外野守備、ピッチングに分かれて指導が行われ、小久保監督はバッティング、仁志コーチは内野守備を担当。日本通運野球部の選手・コーチもそれぞれのポジションに就いた。

 内野守備では、仁志コーチの指導のもと、投げることに重点を置いた練習が行われ、日本通運野球部で捕手を務める木南了選手が子どもたちのボールを受けた。子供たちが鋭いボールを返球すると選手たちからは「ナイスボール」の声が上った。

 外野守備練習では、日本通運野球部で副主将を務める福田清将選手がフライを上げ、子どもたちが捕球する練習が行われ「ボールは自然と落ちてくるから慌てないで」とアドバイスした。

 練習後、小久保監督、仁志コーチとともに子どもたちの質問に答えた高山亮太投手は、自身の小学生の時のことを問われると、「野球以外にも、サッカーやバスケットボールなどさまざまなスポーツをやっていたことが今に生きている」と語った。身長180センチ、体重90キロと恵まれた体格を持つ藤嶋宏俊選手は「体を大きくするためには、ご飯をいっぱい食べてよく寝ること」と話し、体が小さいことに悩む子どもにエールを送った。

 教室を終えた日本通運野球部の藪宏明監督は「プロの指導に興味を持って聞いていました。仁志コーチは左足をステップしてから捕ることが大事だと話していましたが、基本は一緒でした。僕も内野手だったので、改めて認識できました」と、指導者として基礎の大切さを改めて実感したようだ。

 昨年からキャプテンを務め、何事も先頭に立ってやるよう心がけているという浦部剛史選手は、「自分の思うように、何にでも全力で取り組んでほしい」と指導への思いを語った。指導する選手たちも子どもたちとの触れ合いに充実感を漂わせ、チーム最年長の大槻悦史選手は「毎年野球教室をやって指導していますが、今回も子供たちが楽しんでくれて、私達も大変うれしいです。」と笑顔で話した。

 日本通運野球部は、地域に根ざした社会貢献活動として、地元さいたま市で毎年定期的に野球教室を開催している。今回参加した小学生にとっても貴重な体験となったようだ。

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