侍ジャパン、牧秀悟に主砲の自覚「返すのが役目」 勝負強い2点打で韓国に逆転勝ち

2024.11.16

井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は15日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のオープニングラウンド、グループB・韓国戦に6-3で逆転勝ちした。6番の牧秀悟内野手(横浜DeNA)が逆転2点打を放つなど2安打2打点の活躍。チームの2連勝スタートに貢献した。

写真提供=Getty Images

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韓国戦で2安打2打点、侍ジャパンの2連勝発進を巧打で牽引

 井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は15日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のオープニングラウンド、グループB・韓国戦に6-3で逆転勝ちした。6番の牧秀悟内野手(横浜DeNA)が逆転2点打を放つなど2安打2打点の活躍。チームの2連勝スタートに貢献した。

 必死に食らいついた。牧選手がバットに乗せた打球は二遊間を破っていった。1点を追う5回2死満塁、イ・ヨンハ投手の外角スライダーに反応。逆転の中前2点タイムリーとなった。

「2死からチャンスを作ってもらったので、なんとかここで打ちたい気持ちを持って打席に立ちました。結果的に打つことができて良かったです」

 13日のオーストラリア戦に続く2試合連続タイムリー。勝負強い打撃を見せ、胸を張った。


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2023年WBC世界一奪還に貢献、横浜DeNAではチームトップ74打点

「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)では2本塁打を放つ活躍で、3大会ぶりの世界一奪還に貢献。WBCメンバーで唯一の選出となった昨年11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」では4番だったが、今回は6番を任されている。

「(井端監督から)役割は変わることはないと言われていました。上位打線がチャンスを作って、いいところで回ってくる。そこで返すのが自分の役目だと思っています」

 日本一に輝いた横浜DeNAでも、今季はチームトップの74打点をマーク。打順が変わってもチャンスに強い打撃は健在だ。

 守備でピンチを背負った時にはマウンドの投手へ声をかける。明るいキャラクターで、ベンチ裏ではチームの盛り上げ役も自ら買って出る26歳だ。井端監督は「非常にいいキャラクターで、『チームのために』と日頃から盛り上げてくれる選手の1人。彼が打つとベンチも盛り上がる。4番を打てる選手だと思っているんですけど、今回はよりチャンスが多く回るところで打ってもらっている。期待通りの活躍」と大きく頷いた。

16日はチャイニーズ・タイペイ戦「チームジャパンの野球を」

 16日は地元のチャイニーズ・タイペイ戦。3連勝すれば、スーパーラウンド進出が大きく見えてくる。

「明日勝つことがすごく大事になる。台湾の応援は映像でしか見てないですけど、盛り上がりがすごいので。雰囲気に飲まれないように、チームジャパンの野球をやりたいと思います」

 連覇を目指す井端ジャパンを引っ張っていく。

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