侍ジャパン、門脇誠がサヨナラ打&MVP「自信になりました」 井端監督は絶賛「さすが」

2023.11.20

井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は19日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の決勝・韓国戦で延長タイブレークの末、4-3でサヨナラ勝ちし、2017年の第1回大会に続く2連覇を果たした。門脇誠内野手(読売)が同点に追いついた延長10回に左前へサヨナラ打。全4試合に出場した22歳の新人選手が大会MVPに選出された。

写真提供=Full-Count

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延長10回にサヨナラ打、打率.400で大会MVPも獲得した「本当に非常に最高です」

 井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は19日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の決勝・韓国戦で延長タイブレークの末、4-3でサヨナラ勝ちし、2017年の第1回大会に続く2連覇を果たした。門脇誠内野手(読売)が同点に追いついた延長10回に左前へサヨナラ打。全4試合に出場した22歳の新人選手が大会MVPに選出された。

 地鳴りのような大歓声が、劇的な結末を教えてくれた。一塁ベース付近にできた歓喜の輪。門脇選手はチームメートからのウォーターシャワーでずぶ濡れになった。大会2連覇を決めてのヒーローインタビュー。優勝をもたらすサヨナラ打に「本当にこれまで感じることのない思いでした。本当に非常に最高です」と声を弾ませた。

1打席目から気持ちが空回りも、最後の打席で指揮官から耳打ち

 指揮官のアドバイスに満点回答した。2回1死二塁は一塁へのフライに倒れ、8回1死一、二塁では空振り三振。6回無死二塁こそ一塁へ送りバントを決めて佐藤輝明内野手(阪神)の同点犠飛を演出したが、得点機で自ら決めようとする気持ちが空回りした。

 だが、3-3に追いついた延長10回1死満塁。「いつも通りに入れ」。打席に入る直前、井端監督からネクストバッターズサークルで耳打ちされた。

「前の打席で強引に引っ張っていたというところで。いつも通りにいきました」

 1ボールからの2球目。右腕チョン・ヘヨン投手の外角スプリットを逆らわずに左前へ打ち返した。読売では9月17日の東京ヤクルト戦(東京ドーム)でプロ初となるサヨナラ打を放っているが、国際大会での劇的な一打は、また格別だった。


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人生初の侍ジャパン入り「今までにない歓声の中で1本を打てたのは自信になった」

「初めて日の丸を背負って戦うということで緊張が大きかったですが、その中で自分の持ち味を出せた。今までにない歓声の中で1本を打てたのは自信になりました。良かったなと思います」

 世代別を通じて初の侍ジャパン入り。読売ではシーズン終盤から正遊撃手となったが、二塁のポジションに就いた。17日の韓国戦(東京ドーム)では7回1死から投手の頭を越える高いバウンドをファンブルし失策。それでもミスらしいミスはそれだけで、バットでは全4試合で安打を記録。15打数6安打の打率.400、2打点、1四球と結果を出した。

 井端監督からは今年3月の2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™で正遊撃手として貢献した源田壮亮内野手(埼玉西武)のような“いぶし銀”の活躍を期待されていた。サヨナラ打の前にアドバイスを送った指揮官は、「今日は『強引になっているな』『気負っているな』と1打席目から感じていた。門脇選手の良さを引き出してあげようと声をかけた。自分よりも門脇選手。さすがの一言」と賛辞の言葉を並べた。

 阿部慎之助新監督が率いる読売では、来季の正遊撃手と期待されている。

「このプレッシャーを感じて野球をすることはなかったので、非常にいい経験ができた。これを生かして、成長していけたらなと思います。先を見ることなく毎日やるべきことを積み重ねていければ」

 プロ2年目の来季はもちろん、来秋の「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」でも活躍を期待したい。

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