村上は3戦連続アーチ、岡本はサヨナラ生還…WBC戦士たちが迎えた2026年シーズン開幕

2026.4.6

「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)でベネズエラが初優勝した余韻が残る中、日本時間3月26日にMLB、そして27日にNPBで2026年シーズンが開幕した。野球日本代表「侍ジャパン」は惜しくもベネズエラを相手に準々決勝で敗れたが、30人のWBC戦士たちが繰り広げた熱戦の数々はしっかりと記憶に刻まれている。

写真提供=Getty Images

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今回のWBCには過去最多8人のMLB選手が侍ジャパンに参加

「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)でベネズエラが初優勝した余韻が残る中、日本時間3月26日にMLB、そして27日にNPBで2026年シーズンが開幕した。野球日本代表「侍ジャパン」は惜しくもベネズエラを相手に準々決勝で敗れたが、30人のWBC戦士たちが繰り広げた熱戦の数々はしっかりと記憶に刻まれている。

 シーズン開幕前にヒリヒリするような真剣勝負を展開した侍戦士たちは、それぞれ所属チームに戻り、どのような開幕を迎えたのだろうか。まずはMLBから見てみよう。

 今回のWBCには過去最多となる8人のMLB選手が参加。その中でも2年連続で開幕投手を務めたのが、山本由伸投手(ロサンゼルス・ドジャース)だ。3月27日に今季初マウンドに上がり、アリゾナ・ダイヤモンドバックス打線を相手に2点先制を許すも、6回を5安打2失点で1勝目をマーク。同僚の大谷翔平投手は投打の“二刀流”に本格復帰し、4月1日のクリーブランド・ガーディアンズ戦に「1番・投手」で出場し、雨が降る中、6回1安打6奪三振無失点で初勝利を飾った。3日現在、今季1号本塁打はまだ出ていないが、それも時間の問題だろう。

 菊池雄星投手(ロサンゼルス・エンゼルス)は3月28日に古巣ヒューストン・アストロズ戦、菅野智之投手(コロラド・ロッキーズ)は同31日のトロント・ブルージェイズ戦で今季初先発に臨んだが、ともに5回途中で降板し、勝敗はつかなかった。

村上は史上4人目となるデビュー3戦連続アーチ、岡本は開幕戦でサヨナラ生還

 野手では、今季MLB移籍した2人が存在感を示した。村上宗隆内野手(シカゴ・ホワイトソックス)はデビュー戦となった3月27日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で移籍1号を放つと、そこから3試合連続アーチと爆発。デビュー戦から3戦連続本塁打は日本人選手では初、MLB史上4人目という快挙だった。
 
 岡本和真内野手(ブルージェイズ)はデビュー戦となった同28日アスレチックス戦で2安打を放ち、サヨナラのホームを踏むと、同カード3戦目の30日、翌31日のロッキーズ戦で2戦連続となるアーチをかけ、地元ファンの心をつかんだ。

 吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)は開幕戦こそ出場機会はなかったが、第2戦のシンシナティ・レッズ戦で8回に代打出場。鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)はWBCで右膝を負傷したため負傷者リストで開幕を迎えた。


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開幕投手の宮城、伊藤は苦戦も、高橋、金丸らは力投を披露

 NPBに目を向けると、宮城大弥投手(オリックス)と伊藤大海投手(北海道日本ハム)が3月27日に開幕投手を務めた。宮城投手は東北楽天に初回2点を先制されると、2回には6失点を喫して降板し、黒星。伊藤投手も福岡ソフトバンクを相手に6回途中5失点、3本塁打を許すなど苦しい投球となり、勝敗はつかなかった。その福岡ソフトバンクでは松本裕樹投手が同点の8回を無失点に抑えると、その裏の攻撃で1点を勝ち越し、今季初勝利がついた。

 中日の高橋宏斗投手は3月29日の広島東洋戦で今季初先発。力強いストレートを軸に8回6安打1失点と力投したが、打線の援護がなく黒星。同僚の金丸夢斗投手は同31日の読売戦に先発し、6回2失点と好投したが勝敗はつかず。この試合では読売が3点を勝ち越した後の9回、大勢投手が3者凡退で締め、今季初セーブを飾っている。

 隅田知一郎投手(埼玉西武)は3月31日オリックス戦に先発するも5回3失点で勝敗つかず。北山亘基投手(北海道日本ハム)は4月1日の千葉ロッテ戦で5回2/3を投げて4点を失い、黒星を喫した。藤平尚真投手(東北楽天)は今季2度目の登板となった4月2日福岡ソフトバンク戦で初セーブをマークしている。
 
 WBCでは中継ぎとして好投を披露した種市篤暉投手(千葉ロッテ)と曽谷龍平投手(オリックス)は2軍で調整を続け、1軍合流の準備を進めている。

WBCで活躍の森下が開幕戦で猛打賞、牧は先頭打者アーチ

 野手では、中村悠平捕手(東京ヤクルト)がコンディション調整のため、開幕を2軍で迎えたが、その他のNPB組はすべて開幕スタメンに名を連ねた。中でも、WBC準々決勝のベネズエラ戦で、一時は勝ち越しとなる3ランを放った森下翔太外野手(阪神)は読売戦で3安打と猛打賞の活躍。牧秀悟内野手(横浜DeNA)は第1打席で右中間に先頭打者ホームランを運び、近藤健介外野手(福岡ソフトバンク)もライト席へ今季1号アーチをかけた。

 侍ジャパンでは要所で安打を放った佐藤輝明内野手(阪神)は開幕戦こそヒットは出なかったものの、第2戦から5戦連続安打。同僚の坂本誠志郎捕手も攻守で2年連続日本一を目指すチームを牽引する。昨季パ・リーグ覇者の福岡ソフトバンクでは牧原大成内野手の打撃が好調で、周東佑京外野手は3月31日の東北楽天戦で今季初盗塁を決め、チームを勝利に導いた。

 オリックスの若月健矢捕手は開幕戦こそDHでの出場だったが、2戦目で先発マスクを被り、チームは今季初勝利。源田壮亮内野手(埼玉西武)は開幕戦から一塁内野安打と足で魅せ、小園海斗内野手(広島東洋)も開幕戦から右翼へ二塁打を放った。

 世界各国から精鋭が集まるWBCという舞台で戦った経験を糧に、それぞれの選手が今季はどのような活躍や成長を見せてくれるのか。大きな期待を込めながら、およそ半年にわたるシーズンを通じて声援を送っていこう。

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写真提供=Getty Images, Full-Count

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