村上宗隆が復活のグランドスラム 井端監督も笑顔「いいきっかけに」…1次R全勝で米国へ
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、東京ドームで行われた「2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プールpresented by ディップ」(以下WBC)のチェコ戦に9-0で勝利し、4戦全勝で1次ラウンドを終えた。試合は5-0とした8回に村上宗隆内野手(シカゴ・ホワイトソックス)が待望の1号となる満塁弾を放ち、球場を熱狂させた。
写真提供=Full-Count
7回までチェコの投手陣から得点奪えず
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、東京ドームで行われた「2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プールpresented by ディップ」(以下WBC)のチェコ戦に9-0で勝利し、4戦全勝で1次ラウンドを終えた。試合は5-0とした8回に村上宗隆内野手(シカゴ・ホワイトソックス)が待望の1号となる満塁弾を放ち、球場を熱狂させた。
勝利を決める一振りだった。チームは今大会全敗のチェコを相手に、7回を終えた時点で0-0。すでに1次ラウンド1位通過を決めているとはいえ、不穏な空気が漂う中、8回にようやく1点をもぎ取り、さらに周東佑京外野手(福岡ソフトバンク)が3ラン。その後も打線がつながって、2死満塁となったところで村上選手が第5打席を迎えた。
バックスクリーン右へ180キロの高速弾
絶好機で巡ってきた若き大砲の登場に、東京ドームのボルテージが上がる。カウント2-1からの4球目。村上選手はファンの期待に応えるかのように、左腕のライアン・ジョンソン投手が投じた高めの140キロの直球を全力で振り抜いた。
打った瞬間から確信歩き。バックスクリーン右に飛び込んだ当たりは飛距離129.5メートル。打球速度は180.4キロという規格外の数値を生み出していた。待望の一撃に、東京ドームの熱気は最高潮に達した。

大谷翔平選手とバッティング談義をする場面も
鬱憤を晴らした一発だ。この日の試合前までの成績は10打数2安打1打点。東京ヤクルト時代の2022年に3冠王に輝いた男としては物足りない数字だった。
8日のオーストラリア戦では、試合中にベンチ内でバットを構え、試行錯誤していると、隣にいた大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)が左肘の位置などをそっとアドバイス。そのまま打撃談義を展開し、助言を得ていた。
この日も直前の打席まで4打数無安打。第3、4打席は空振り三振に倒れていた。バットは湿ったままかと思われた矢先に飛び出した特大アーチ。米国で臨む準々決勝以降の戦いへ、大きな弾みとなったに違いない。
2023年大会での復活劇を彷彿とさせる豪快な一発
村上選手のWBCといえば、思い出されるのは前回大会に見せた“復活劇”だ。大会を通じて不振にあえぎ、準決勝のメキシコ戦でも3打席連続三振など苦しむ中、9回にフェンス直撃のサヨナラ打を放ち、チームを救った。蘇った大砲は米国との決勝戦で本塁打を放つなど、日本の世界一奪還に貢献した。
この日見せた“不振説”を払拭するかのような豪快なスイング。前回大会を彷彿とさせる一発で、これからの活躍を暗示するかのような国内最終戦を飾った。
「1本いいのを打ってほしいなと思っていました。いいきっかけにしてもらえればいい。少しでも状態を上げてほしいなと思います」と、井端弘和監督も期待せずにいられない。頼もしいスラッガーが復活の狼煙を上げ、侍ジャパンは勢いに乗って米国でのタフな戦いに挑む。
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