侍ジャパンが投打で収穫…最終調整で白星 井端監督はWBCで「国民の皆さんが喜ぶ結果を」

2026.3.4

野球日本代表「侍ジャパン」は3日、京セラドーム大阪で行われた「2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合」で阪神と対戦し、5-4で勝った。最終調整を終えた侍ジャパンは6日のチャイニーズ・タイペイ戦で「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)の初戦に挑む。

写真提供=Full-Count

写真提供=Full-Count

前日の吉田正尚に続き鈴木誠也が豪快HR…指揮官「さすがメジャーリーガー」

 野球日本代表「侍ジャパン」は3日、京セラドーム大阪で行われた「2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合」で阪神と対戦し、5-4で勝った。最終調整を終えた侍ジャパンは6日のチャイニーズ・タイペイ戦で「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)の初戦に挑む。

 満員のスタジアムをいきなり沸かせたのは鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)だった。カウント2-1からの4球目、伊藤将司投手の甘く入ったフォーシームを強振した。打球は左翼5階席に飛び込む特大の先制ソロとなった。
 
「久々に日本のファンの皆さんの前でホームランを打てて、すごく嬉しかったです。感触は良かったけど、まさかあそこまで飛んでるとは思わなかった。皆さんが喜んでくれたので良かったです」

 ヒーローインタビューで笑顔を見せた。2日のオリックス戦では吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)が豪快な本塁打を放っているが、井端弘和監督は「一振りで試合の流れを作れる。昨日負けましたので、初回の1点が大きかった。さすがメジャーリーガーだなと思いました」と最敬礼だ。

光った2度の得点シーン…WBCを見据えた打線の流れ

 本戦を見据えたかのような得点シーンも続いた。3回は源田壮亮内野手(埼玉西武)の四球から犠打と内野ゴロで2死三塁とすると、この日は2番に入った近藤健介外野手(福岡ソフトバンク)が中前適時打を放った。下位打線で好機を作り、上位打線で走者を返す理想的な流れだった。

 7回は2死二、三塁で中村悠平捕手(東京ヤクルト)の代打で出場した森下翔太外野手(阪神)が中前打を放ち、2点を追加した。捕手は3人を登録しており、中盤のチャンスで惜しみなく好打者を代打起用し得点するパターンは、侍ジャパンでも鍵となりそうだ。

 注目の大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)は「1番・DH」で出場し、2打数無安打で途中交代した。絶対的な中心打者から快音を聞くことはできずとも、侍ジャパン打線はしっかりと得点を重ねており、層の厚さを感じさせる2試合となった。


写真提供=Full-Count

前回優勝時は20歳、高橋宏斗「全ての面で成長している」

 投手陣も躍動した。8回にサポートメンバーの仲地礼亜投手(中日)が4失点したものの、本戦の登録メンバーは揃って好投。先発した高橋宏斗投手(同)が2回無安打、3奪三振の無失点を披露すると、2番手の金丸夢斗投手(同)も3回1安打無失点で続いた。3番手からは藤平尚真投手(東北楽天)、コンディションが心配された大勢投手(読売)がともに1回無失点でゼロを継続した。

 150キロ超の剛球を連発した高橋投手は「投げている感覚も良かったですし、もう少し出力が上がってくれればいいですけど、本番に向けてすごくいい状態で臨めると思います」と自信を覗かせた。2023年大会は20歳で参加。「あれ以上の緊張感を味わったことがない」と振り返るも、23歳となった右腕は「全ての面で成長していると思いますし、年齢も重ねているので、また違った自分を見てもらえれば」と頼もしく語った。

侍ジャパンのユニホームを着られる名誉「すごく特別なこと」

 3日後にはチャイニーズ・タイペイとのWBC初戦を迎える。鈴木選手は「すごく興奮しますし、やっぱりジャパンのユニホームを着るというのはすごく特別なことなので、1日1日を大切に噛みしめて、ジャパンのために頑張りたいなと思います」と決意を語った。高橋投手も「チームジャパンで世界一だけを目指して頑張ります!」と高らかに宣言し、ファンから大きな拍手を浴びた。

 井端監督は「国民の皆さんが喜ぶ結果を残したいと思いますけど、まずは初戦を全力で戦いたいと思います」と、6日の試合を見据えた。世界一連覇へ向け、ついに侍ジャパンの挑戦が始まる。

記事提供=Full-Count
写真提供=Full-Count

NEWS新着記事