WBC連覇に挑む侍ジャパン 1次ラウンド東京プールの展望、頂点を争う強豪国は?
「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™(以下WBC)」で2度目の大会連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、宮崎キャンプと強化試合を終え、間もなく本番を迎える。日本代表としては歴代最多のメジャーリーガー8人を擁し、井端弘和監督がどのようなタクトを振るうかに注目が集まる。
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日本は6日チャイニーズ・タイペイ戦からスタート
「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™(以下WBC)」で2度目の大会連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、宮崎キャンプと強化試合を終え、間もなく本番を迎える。日本代表としては歴代最多のメジャーリーガー8人を擁し、井端弘和監督がどのようなタクトを振るうかに注目が集まる。
1次ラウンドでは5チーム総当たりで、上位2チームが準々決勝に進出。ヒューストンとマイアミで準々決勝が行われ、マイアミで準決勝、決勝を実施する。
今回は「2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ」の展望と、準々決勝以降で対戦の可能性がある注目チームを紹介する。

定評ある投手力に加え、打線も厚みを増した侍ジャパン
今大会、日本は大谷翔平投手、山本由伸投手(ともにロサンゼルス・ドジャース)、鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)、村上宗隆内野手(シカゴ・ホワイトソックス)らMLB勢と、伊藤大海投手(北海道日本ハム)、佐藤輝明内野手(阪神)らNPB勢をあわせ、前回に負けず劣らずのベストメンバーを揃えた。
日本が誇る投手力の高さはご存知の通り。宮崎キャンプではダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)をアドバイザーに迎え、ベテラン右腕からピッチクロックやピッチコムについてなど貴重なアドバイスを受けた。宮崎と名古屋で行われた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」や強化試合を見ても、投手陣は順調に仕上がっている様子だ。
一方の打線は、長打も期待できる巧打者が並ぶ。井端ジャパンの常連でもある森下翔太外野手(阪神)、近藤健介外野手(福岡ソフトバンク)、牧秀悟内野手(横浜DeNA)は一発を狙えるパワーを持ちながら、状況に応じた打撃ができる打者たち。ここに大谷選手、鈴木選手、村上選手、吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックス)、岡本和真内野手(トロント・ブルージェイズ)、佐藤選手らのパワー、そして周東佑京外野手(福岡ソフトバンク)のスピードが加わることで、多彩な攻撃パターンが期待できる。
プールCで日本と対戦する5チームは…
日本の1次ラウンド突破は有力視されるが、油断はできない。同じプールCでは、韓国、豪州、チェコ、チャイニーズ・タイペイが準々決勝進出を目指す。日本が初戦で激突するチャイニーズ・タイペイは2024年の第3回WBSCプレミア12で敗れた相手で、1次ラウンド最大のライバルと言えるだろう。
チャイニーズ・タイペイにはNPBや米マイナーでプレーする選手も多い。22歳の左腕、リン・ユーミン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下)はプレミア12の決勝戦でも先発し、日本を相手に4回無失点の好投を披露。メジャー出場経験も多い台湾系米国人のスチュアート・フェアチャイルド外野手にも注目だ。
韓国も前回大会での1次ラウンド敗退のリベンジに燃えている。メジャーでの実績もあるキム・ハソン内野手(アトランタ・ブレーブス)、ソン・ソンムン内野手(サンディエゴ・パドレス)は怪我により出場を断念。ベストメンバーではないものの、イ・ジョンフ外野手(サンフランシスコ・ジャイアンツ)やキム・ヘソン内野手(ロサンゼルス・ドジャース)、元ドジャースのリュ・ヒョンジン投手ら実力者もおり、侮ることはできない。
前回初出場で1勝を記録したチェコは、昨年の欧州選手権で初めて3位に入るなど、着々と力をつけている。また、2024年MLBドラフト全体1位のトラビス・バザーナ内野手(クリーブランド・ガーディアンズ傘下)を擁する豪州にも警戒だ。

プールDの本命はドミニカ共和国か…米国はジャッジ、サイ・ヤング賞投手ら“史上最強”に
日本が準々決勝へ進出した場合、舞台となるマイアミで待ち受けるのが、プールDを勝ち抜いたチームだ。プールDで火花を散らすのは、第3回大会優勝のドミニカ共和国、ベネズエラ、オランダ、ニカラグア、イスラエル。中南米の強豪が揃うプールで上位2チームに入るのは至難の業だが、その中でも注目はドミニカ共和国だろう。
ドミニカ共和国を率いるのは、メジャー通算703本塁打&3384安打を誇るアルバート・プホルス監督。そこにブラディミール・ゲレーロJr.内野手(トロント・ブルージェイズ)、フェルナンド・タティスJr.外野手(サンディエゴ・パドレス)、フアン・ソト外野手(メッツ)ら強力打者がズラリと並び、サンディ・アルカンタラ投手(マイアミ・マーリンズ)、クリストファー・サンチェス(フィラデルフィア・フィリーズ)ら実力者が揃う。
前回大会の決勝で日本と死闘を繰り広げた米国は、史上最強の呼び声高い豪華メンバー構成で挑む。ポール・スキーンズ投手(ピッツバーグ・パイレーツ)、タリク・スクーバル投手(デトロイト・タイガース)という両リーグの昨季サイ・ヤング賞を揃えたほか、野手陣ではアーロン・ジャッジ外野手(ニューヨーク・ヤンキース)、昨年60本塁打を放ったカル・ローリー捕手(シアトル・マリナーズ)、MVP獲得経験もあるブライス・ハーパー内野手(フィラデルフィア・フィリーズ)らスーパースターが名を連ねている。
何が起こるか分からない短期決戦。2度目のWBC連覇を狙う侍ジャパンの物語は、いよいよ3月6日チャイニーズ・タイペイ戦から始まる。
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