侍ジャパンが中日に2連勝…井端監督が本番想定の送りバント指示「チームを仕上げたい」

2026.3.1

野球日本代表「侍ジャパン」は2月28日、バンテリンドーム ナゴヤで中日との「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」第2戦に臨み、7-3で連勝を飾った。初回に牧秀悟内野手(横浜DeNA)、2回には森下翔太外野手(阪神)がともにソロ本塁打を放つ1発攻勢をかけた。1点ビハインドで迎えた5回には一転、源田壮亮内野手(西武)に送りバントを命じ、リクエストで判定を覆して再逆転に成功。井端弘和監督の采配も本番モードに入った。

写真提供=Full-Count

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初回に牧が先制、追いつかれて迎えた2回には森下が勝ち越しのソロ本塁打

 野球日本代表「侍ジャパン」は2月28日、バンテリンドーム ナゴヤで中日との「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」第2戦に臨み、7-3で連勝を飾った。初回に牧秀悟内野手(横浜DeNA)、2回には森下翔太外野手(阪神)がともにソロ本塁打を放つ1発攻勢をかけた。1点ビハインドで迎えた5回には一転、源田壮亮内野手(西武)に送りバントを命じ、リクエストで判定を覆して再逆転に成功。井端弘和監督の采配も本番モードに入った。

 出だしは華々しかった。初回2死走者なしで打席に立った牧選手は、中日先発・大野雄大投手の初球のカットボールが真ん中低めに来たところを一閃。バンテリンドーム ナゴヤの外野には今年から「ホームランウイング」が新設され、本塁から右中間、左中間の最深部までの距離がともに116メートルから110メートルへ大幅に短縮されているのだが、牧選手の打球はその上空を軽々と越え、従来の左翼席の中段に届く先制ソロとなった。

1点ビハインドの5回攻撃、井端監督の采配が“本番モード”へ

 その裏に同点とされたが、2回には先頭の森下選手が左翼のホームランウイングに飛び込む勝ち越しソロを放つ。これに対して、試合後のヒーローインタビューで牧選手が「テラス(ホームランウイング)を使っていたので、自分はしっかりホームランを打てたかなって思いました」と、同じ中央大学で2学年後輩にあたる森下選手をチクリ。侍ナインの和気あいあいとした雰囲気をうかがわせる一幕だった。

 井端監督に“本番モード”が見えたのは、2-3の1点ビハインドで迎えた5回の攻撃だ。無死一塁で、サポートメンバーの佐々木泰内野手(広島東洋)が放ったボテボテの打球が、相手捕手の前に転がる。ボールは二塁へ送球され、一塁走者の牧原大成内野手(福岡ソフトバンク)が足から滑り込むも、二塁の判定は「アウト」。ここで井端監督がリクエストし、リプレー検証の結果、牧原選手の足が二塁ベースに到達する方が早く、判定は「セーフ」に覆ったのだ。


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送りバント失敗の源田は「びっくりするくらい汗」…金子コーチ「本番はあれで…」

 こうして得た無死一、二塁の絶好機で、指揮官は打席に入った源田選手に送りバントを命じた。しかし、1球目も、2球目も、三塁側へのファウルとなる。強攻に切り替えた源田選手は結局、カウント2-2から空振り三振に倒れた。

 直後、ベンチへ戻った源田選手に井端監督が近寄り、アドバイスを与えるシーンが見られた。指揮官は「送りバントは、どの打者も本番前にやっておきたいところだと思います。成功、失敗に関係なく、これで本番へ向けて間合いなどをきっちり合わせていけると思いますし、ああいうサインが出るということが、どの選手にも伝わったと思います」と頷いた。

「源田は走者を送れずにベンチへ戻ってきた時、びっくりするくらい汗をかいていました」と明かしたのは、金子誠ヘッドコーチ。「本番では、あれで試合の流れが変わってしまうことがある。源田本人もそれは重々自覚しています。だからこそ、ああいう表情や汗の量になったのだと思います」と源田選手の心情を思いやっていた。

強化試合2試合は大谷らメジャーリーグ所属勢が戦列に加わる

 試合はこの後、続く坂本誠志郎捕手(阪神)が右前へ同点適時打を放ち、源田選手のバント失敗をフォロー。さらに小園海斗内野手(広島東洋)の勝ち越し適時打、牧選手の押し出し四球、サポートメンバーの山本大斗外野手(千葉ロッテ)の左前2点適時打と畳みかけ、この回一気に5得点を挙げた。井端監督は「本番をある程度想定できた試合だったと思います。送りバントのサインを出しましたし、そういう経験ができたことが良かったと思います」と総括した。

 侍ジャパンは今後、3月2日と3日に京セラドーム大阪で「WORLD BASEBALL CLASSIC? 東京プール presented by ディップ 強化試合」2試合を行い、ここからは大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)らMLB所属勢も戦列に加わる。「あと2試合でチームを仕上げたい」と言い切った井端監督。いよいよ「WORLD BASEBALL CLASSIC?」へ向け、緊張感が高まっていく。

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