侍ジャパン、村上宗隆が豪快“予告”ソロ 初の代表4番に「誇りに思いながら試合に臨んだ」
野球日本代表「侍ジャパン」は5日、東京ドームで「侍ジャパン強化試合2022」侍ジャパンvs北海道日本ハムファイターズに臨み、5-4で逆転勝ちした。栗山英樹監督の初陣で4番を任されたのが村上宗隆内野手(東京ヤクルト)だ。1点リードの6回先頭で迎えた第3打席、下手投げの鈴木健矢投手から右翼席中段へソロ本塁打。代表4番として初アーチとなった。今季は日本人選手最多となる56本塁打を放ち、史上最年少で3冠王に輝く大活躍を見せたスラッガーが自慢の一発で勝利をグッと引き寄せた。
写真提供=Full-Count
栗山監督の初陣で4番抜擢、6回に右越えソロ「なんとか塁に出ることを意識」
野球日本代表「侍ジャパン」は5日、東京ドームで「侍ジャパン強化試合2022」侍ジャパンvs北海道日本ハムファイターズに臨み、5-4で逆転勝ちした。栗山英樹監督の初陣で4番を任されたのが村上宗隆内野手(東京ヤクルト)だ。1点リードの6回先頭で迎えた第3打席、下手投げの鈴木健矢投手から右翼席中段へソロ本塁打。代表4番として初アーチとなった。今季は日本人選手最多となる56本塁打を放ち、史上最年少で3冠王に輝く大活躍を見せたスラッガーが自慢の一発で勝利をグッと引き寄せた。
「すごく緊張したんですけど、まず勝てたことが良かったです。4番は誰でも打てる打順ではないですし、誰でも着られるユニホームではない。誇りに思いながら試合に臨みました。なんとか塁に出ることを意識した結果が本塁打になって良かったです」
2000年2月2日生まれの22歳。今回の強化試合選出メンバーでは野手最年少だ。それでも、栗山監督が寄せる期待は大きい。
「最初から決めていたこと。4番を背負うというよりも野球界を背負ってほしい。誰も分からないところに天井があると思うし、もっと上に天井がある。皆さんをびっくりさせることを、これからずっとやってくれると信じています」
侍ジャパンで初めて4番を託された一戦での本塁打。3冠王が持ち味の打撃力を存分に発揮した。
最優先はチームの勝利「チームに必要とされて、チームを勝たせられる選手に」
チームメートを驚かせる一発にもなった。打席に向かう前、大勢投手(読売)に本塁打を予告していたという。大勢投手は「横に来て『ホームランを打つ』と言って本当に打ったので、すごいなと思いました」と証言。5回からの3イニングを3安打無失点と好投した高橋宏斗投手(中日)も「村上さんはえぐかった」と目を丸くしたが、村上内野手だけはどこ吹く風。本塁打予告は「覚えてないですね」と笑い飛ばした。
東京ヤクルトでは出場した141試合全てで4番を任されてきた。だが、「どの打順でも、やることは変わらないと思っているので。4番を打つにしても、8番を打つにしてもやらなきゃいけないことがある」と言い切る。さらに、チームの勝利に対する強い言葉を口にした。
「とにかくチームを勝たせることを一番に思っています。どんなポジションでも打順でも、いつでもいける準備をしています。チームに必要とされて、チームを勝たせられる選手になりたいです」
来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック™で世界一奪回を目指す侍ジャパン。22歳のスラッガーは、その中心選手となりそうだ。
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