侍ジャパンU-15代表、前回優勝のキューバにも快勝 2戦連続完封で連勝発進

2016.7.31

「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ2試合目。日本は前回大会優勝のキューバと対戦し、4-0で勝利した。

写真提供=Getty Images

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打線が2巡目でキューバ投手つかまえ4-0で快勝、鹿取監督「選手が工夫をしてくれた」

「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ2試合目。日本は前回大会優勝のキューバと対戦し、4-0で勝利した。

 日本は4回、1死から3番・稲生賢二がライトの頭上を越す二塁打を放って出塁。4番・嘉手苅将太のセカンド内野安打で1死一、三塁とし、5番・小山翔暉の中越2点適時打で先取点を奪った。5回には2死二塁で2番・近藤大樹がレフトへタイムリー。5回を終えて3-0とリードを奪った。8回には2つの四球で2死一、二塁とし、6番・植田太陽の右前適時打でダメを押した。

 キューバの先発投手であるフラニー・コボスの直球は力のある130キロ中盤。1巡目は苦しんだが、2巡目で捉え始め、鹿取義隆監督は「最初は打てなかったが、選手が工夫をしてワンチャンスをものにしてくれた」と褒めた。

及川、不後が完封リレー、31日韓国戦「投げるピッチャーは決まっている」

 投げては、左腕・及川雅貴がキューバ打線をピシャリと抑えた。3回まで無安打に抑えると、4回には1死から三塁打を浴びたが、ショートゴロ、ファーストライナーで切り抜けた。7回無死一、二塁のピンチも、ホームインはさせなかった。

 キューバの4番を打つマルコン・ヌニェスは29日のコロンビア戦で5打数4安打の大当たりだったが、この日は1安打に抑えた。8、9回はライトでスタメン出場した不後祐将が走者を出しながらも踏ん張り、最後は変化球で見逃し三振を奪ってゲームセット。及川、不後の両左腕がスコアボードにゼロを並べ、2戦連続の完封勝ちを収めた。

 試合前、ゲーティ・ファブレス監督は「私たちの目標はアメリカに勝つこと」と話し、自信をのぞかせていただけに、敗れたキューバはガックリ。勝った日本は31日の韓国戦に気持ちを切り替えた。「投げるピッチャーは決まっている。まだ登板していないピッチャーが投げます」と鹿取監督。守りからリズムを作る野球で3連勝を目指す。

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