新着記事の一覧
-
ドラフトを賑わせた侍ジャパン経験者たち 国際舞台の経験を糧にプロへの切符
NPBではセ・パ両リーグともに熾烈な優勝争いが繰り広げられているが、その只中にある10月11日、都内ホテルで行われたのが2021年度新人選手選択会議、いわゆるドラフト会議だった。この日、支配下選手として77人、育成選手として51人が名前を呼ばれ、プロへの切符を手に入れた。
-
勝負のカギを握る「1走の重み」 鈴木尚広氏が日本通運野球部で「走塁改革」
2021.10.11 日通情報都市対抗野球や社会人野球日本選手権の常連として知られる日本通運野球部。1994年以来、2大大会のタイトルから遠ざかっている社会人野球の名門が今シーズン打ち出したのは「走塁改革」。読売で“走塁のスペシャリスト”として活躍した鈴木尚広氏を臨時コーチに招いたところに、その本気度が表れている。
-
「僕史上、一番良かった」 中日・郡司がプロ入り後も立ち返る大学代表の2打席
2021.10.04 U-23雨が時折ちらつく、東北の夜だった。中日の郡司裕也捕手は、2年前の感触をありありと覚えている。2019年7月20日、福島・ヨーク開成山スタジアムで開催された「第43回 日米大学野球選手権大会」の第4戦。大学日本代表の一員だった慶應大学の4年生は、右へ左へとアーチを架けた。「僕史上、一番良かったバッティングです」。自身にとっても、衝撃だった。
-
元U-23代表・オリックス5年目右腕が明かす コロンビアでつかんだ成長のヒント
2021.09.27 U-23まさか、の選出だった。2018年10月にコロンビア・バランキージャで開催された「第2回 WBSC U-23ワールドカップ」。この年、プロ2年目だったオリックス・山崎颯一郎投手は野球日本代表「侍ジャパン」U-23代表のメンバーとして縦縞のユニホームに袖を通した。まだ1軍デビューを飾る前のこと。「まさか選ばれるとは思っていなかったです」と、驚きをもって振り返る。
-
「まさか自分が」上を目指す喜びを知った夏 JR東日本の剛腕が語るU18アジア選手権
2021.09.20 U-18現在、社会人野球のJR東日本で活躍する山田龍聖投手は、2018年9月に行われた「第12回 BFA U18アジア選手権(以下、U18アジア選手権)」に野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表の一員として参加した。その年、夏の甲子園で全国優勝した大阪桐蔭高を相手に力投してはいたものの、侍ジャパンへの抜擢は意外な知らせ。大舞台で感じた喜びは、今も上を目指す大きな原動力となっているという。
-
キーワードは「結束」 侍ジャパン稲葉篤紀監督が残した金メダルという功績
2021.09.13 トップチーム野球日本代表「侍ジャパン」トップチームは今夏、悲願の金メダル獲得という快挙を成し遂げた。「WORLD BASEBALL CLASSIC™(WBC)」では2度頂点に立ちながら、歴史あるスポーツの祭典では遠かった優勝の二文字。日本球界挙げての最重要課題に決着をつけた24人の侍戦士を率いたのが、稲葉篤紀監督だった。2017年7月31日の就任発表以来、およそ4年にわたる足跡を振り返る。
-
横浜DeNA大型右腕が忘れられないU-23での一幕 稲葉監督が最初に伝えた言葉とは
2021.09.06 U-23横浜DeNAで4年目の阪口晧亮投手は2018年秋、コロンビアのバランキージャで行われた「第2回WBSC U-23ワールドカップ」に出場した。当時はプロ1年目。まだ1軍での登板もない頃だったが、大会では2試合に先発して好投。日本の準優勝に貢献した。さらに、代表入りしなければ訪れなかったであろう国でのプレーは、人間的にも大きな経験になったという。今後の飛躍を期待される大型右腕が、忘れられない10日間を振り返った。
-
シドニー戦士が「天才型ですよ」と絶賛 侍ジャパンのマルチ選手、近藤健介の可能性
2021.08.23 トップチーム野球日本代表「侍ジャパン」の常連となっている北海道日本ハムの近藤健介外野手は、2011年のU-18代表に始まり、U-21代表、そしてトップチームと、「JAPAN」のユニホームに袖を通し続けてきた選手だ。そしてシドニー戦士として知られる田中幸雄氏は、北海道日本ハムのコーチ時代に入団まもない近藤選手を見て、才能に驚かされた1人でもある。
-
プロも緊張「震えていた」 元北海道日本ハム・田中幸雄氏が振り返るシドニーの戦い
2021.08.16 トップチーム日本代表の五輪挑戦には長い歴史がある。当初はアマチュア選手で構成され、公開競技だった1984年ロサンゼルス大会で金メダルを獲得した。続く1988年ソウル大会で銀メダルに終わると、正式種目となった1992年バルセロナ大会では銅メダル、1996年アトランタ大会では銀メダルと金から遠ざかった。そこで2000年シドニー大会を迎えるにあたり選んだ道は、プロ選手の力を借りること。「侍ジャパン」の名前もなかった時代に、8人のプロがシーズン中にも関わらずチームを離れ、日本野球のプライドを掛けた戦いに臨んだ。
-
米国、キューバでの濃厚な3週間 元オリックス・大引啓次氏が大学代表で得た気づき
2021.08.10 U-23オリックス、北海道日本ハム、東京ヤクルトの3球団でプレーした大引啓次氏は2006年、法政大学4年次に大学日本代表の一員に選ばれ、米国で行われた「第35回日米大学野球選手権」と、キューバで行われた「第3回世界大学野球選手権」を戦った。世界の野球を知った経験はその後のプロ生活に生かされ、さらに指導者を目指す今も指針となっている。