侍ジャパンU-12代表がブラジルに完勝 グループA首位でスーパーラウンドへ
台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は3日、大会7日目が行われた。侍ジャパンU-12代表は午前9時(日本時間同10時)から、1日に降雨サスペンディッドゲームとなっていたブラジル戦の続きを戦い、15-0で4回コールド勝ち。オープニングラウンド・グループA首位でスーパーラウンド進出を決めた。
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4回コールド勝ち、オープニングラウンド4勝1敗でグループA首位通過
台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は3日、大会7日目が行われた。侍ジャパンU-12代表は午前9時(日本時間同10時)から、1日に降雨サスペンディッドゲームとなっていたブラジル戦の続きを戦い、15-0で4回コールド勝ち。オープニングラウンド・グループA首位でスーパーラウンド進出を決めた。
3回裏の日本の攻撃中にサスペンディッドとなったこの試合。1日には、初回に1死から森大輔(中百舌鳥ボーイズ)が左中間フェンスを越えるソロ本塁打を放って先制点を奪うと、1死三塁から山口滉起(大阪東リトル)の右翼線への適時二塁打などでさらに2点を加えた。3回には1死満塁から米澤康太(枚方リトル)が左前に2点適時打を放って、リードを5点に広げた。なおも1死一、二塁のチャンスで、雨が強まり、試合はここで順延となった。
そして、3日に試合が再開。この日も2日連続のダブルヘッダーで、午後からスーパーラウンドの初戦が控えていることから、仁志敏久監督は続々と選手を入れ替えての戦いに転じた。3回1死一、二塁でゲームが始まると、代打・戸沢快生(秋田ファイターズ)の四球で満塁とし、中島大成(大阪南リトル)が右前に2点適時打を放ち、点差を7点へと広げた。
仁志監督「チャンスの少なかった選手たちがよくやってくれた」
4回には、相手の4連続四球にも乗じて、打者一巡の猛攻。戸沢の中前適時打、中島の中犠飛で加点し、太田和煌翔(千葉市リトル)、この日の3回に代打で途中出場となっていた堀内謙吾(寿庄内ジャガース)が連続タイムリー。最後は、こちらも途中出場の加藤達哉(武蔵府中リトル)が右前に2点適時打。この回一挙に8得点を奪い、15点差となり、コールド勝ちを決めた。
再開後は、試合時間わずか37分でゲームを終え「なかなかチャンスの少なかった選手たちが、(2日の)南アフリカ戦にも出たし、よくやってくれました。最後(の6回)まで行くかなと思っていたんですけど、早く終われたのはよかったです」と仁志敏久監督。この日の侍ジャパンU-12代表は2日に続き、2日連続のダブルヘッダーが組まれていた。午後には大事なスーパーラウンド初戦があるだけに、体力の消耗を避けられたのは大きかった。
これでオープニングラウンド4勝1敗に。チャイニーズ・タイペイ、メキシコと勝敗で並び、大会規定により、グループAの首位でスーパーラウンドへの進出が決定した。そのスーパーラウンド。まず、きょう3日の午後2時(日本時間3時)開始予定でグループB3位のニカラグアと対戦。4日に前回王者で同首位のアメリカ、5日に同2位の韓国と戦い、上位2か国に与えられる決勝進出を目指す。
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