侍ジャパンU-12代表打線が爆発、南アフリカに圧巻の31-0でコールド勝利

2017.8.2

侍ジャパンU-12代表が、南アフリカに圧勝した。台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は2日、大会6日目を迎え、雨で順延されていたオープニングラウンドの残り試合が行われた。この日、ダブルヘッダーが組まれている侍ジャパンU-12代表は、午前10時(日本時間11時)から南アフリカと対戦し、4回コールド、31-0の大差をつけて勝利した。

写真提供=Getty Images

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雨天順延の影響でダブルヘッダー予定、第1戦は圧勝で終える

 侍ジャパンU-12代表が、南アフリカに圧勝した。台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は2日、大会6日目を迎え、雨で順延されていたオープニングラウンドの残り試合が行われた。この日、ダブルヘッダーが組まれている侍ジャパンU-12代表は、午前10時(日本時間11時)から南アフリカと対戦し、4回コールド、31-0の大差をつけて勝利した。

「出られていなかった子に試合に出る機会を与えたかったというのもありました。次の試合に備えて、雨もあって2試合出すには体力的にはキツイでしょうから」

 この試合の後には、午後6時半(同7時半)開始予定でチャイニーズ・タイペイ戦が控えていた。当初7月30日に予定されていたが雨で順延となり、ダブルヘッダーの2試合目に組み込まれた今大会オープニングラウンドで最大のヤマ場。この大一番を見据え、仁志敏久監督はこれまでの試合と先発メンバーを入れ替えてプレーボールを迎えた。

 格下の南アフリカを、序盤から圧倒した。初回、連続四球で無死二、三塁とし、吉田耀(相模ボーイズ)が2点適時二塁打を放つなど、いきなり5点を先制。2回には堀内謙吾(寿庄内ジャガース)、戸沢快生(秋田ファイターズ)に適時打が出るなど、8得点を奪った。

 リードを広げても、日本は攻撃の手を緩めなかった。3回には、1イニングで3本の適時打を放った米澤康太(枚方リトル)をはじめ、大塚光竜(目黒西リトル)、記虎太郎(八尾河内ボーイズ)、加藤達哉(武蔵府中リトル)、途中出場の森大輔(中百舌鳥ボーイズ)なども1イニング2安打ずつを放つなど、打者2巡、17打者連続得点の怒涛の攻撃で、一気に18得点を奪い取った。

第2戦はオープニングラウンド大一番のチャイニーズ・タイペイ戦

 投げては、先発の記が3イニングを1安打無失点。球数制限のある中、36球という少なさで3回を投げ切ると、4回は堀内が無失点投球。「こんな感じになると予測はついていました。早めに試合は終われて良かったです。途中からは、ちゃんと打ってくれましたし、良かったと思います」と仁志監督。勝敗で並んだ場合のオープニングラウンド順位決定に影響する得点を大量に奪い、かつ短時間で試合を終わらせることが出来たことが、好材料だった。

 ただ、この日は夜のチャイニーズ・タイペイ戦が重要な意味を持つ試合。スーパーラウンド進出はほぼ確実な状況だが、スーパーラウンドではオープニングラウンドで対戦した2か国との対戦成績は持ち越される。すでに、メキシコに敗れている侍ジャパンU-12代表にとって、ここでの2敗目はスーパーラウンドを不利な状況でスタートさせることを意味する。

「1敗でいけば、決勝か3位決定戦に残れる可能性も出てくる。なんとか1敗でいきたいですね」と仁志監督は言う。必勝が求められるタイペイ戦に向け、この南アフリカ戦での大勝を弾みとしたいところだ。

【了】

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