侍ジャパンU-12代表・仁志監督、ブラジル戦へ「2回までに3、4点取りたい」

2017.8.1

台湾・台南市で開催されている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は7月31日、台風10号の影響で前日から雨が降り続き、ナイトゲームで行われたチャイニーズ・タイペイ対チェコの1試合を除く5試合が中止となった。侍ジャパンU-12代表が戦う予定だった南アフリカ戦も中止となり、前日のチャイニーズ・タイペイ戦に続き、2日連続で雨で試合を流すこととなった。

写真提供=Full-Count

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2試合連続で雨天中止、仕切り直しでブラジル戦へ

 台湾・台南市で開催されている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は7月31日、台風10号の影響で前日から雨が降り続き、ナイトゲームで行われたチャイニーズ・タイペイ対チェコの1試合を除く5試合が中止となった。侍ジャパンU-12代表が戦う予定だった南アフリカ戦も中止となり、前日のチャイニーズ・タイペイ戦に続き、2日連続で雨で試合を流すこととなった。

 雨天中止を受けて、侍ジャパンU-12代表はこの日、台南市内にある小学校の地下練習場で練習を行なった。バッティング練習や、雨が止んだ後には屋外でキャッチボールを行って、汗を流した。ここまで4日間で2試合しか消化出来ていない日本は、8月1日に予定されているブラジル戦で、再度、仕切り直しを図ることになる。

 ブラジルは初戦のチャイニーズ・タイペイ戦では8安打10失点で完敗。第2戦でも、チェコに2-8で敗れている。第3戦では南アフリカに11-1で大勝しているものの、ここまで1勝2敗。格下となるだけに、普段通りの戦いが出来れば、勝利を掴むことは難しくないだろう。

 その一戦に向けて、仁志敏久監督は「ブラジルはチェコよりもレベルは上。ある程度優位には出来るとは思うんですが、序盤に変に緊迫しちゃう、3回くらいまで0点とかになると、子供たちも焦ってしまう。焦って空回りしちゃったりするので、試合の入りが大事になりますね」と、3日ぶりとなる試合への入り方に注意を払う。

 初戦のチェコ戦では、初回無得点に終わり、仁志監督は「あっさり初回が終わってしまったのが意外だった」と振り返っていた。ブラジル戦では初回から相手を攻め立てたいところで、指揮官は「初回、2回までに3、4点は取っておきたいですね」とゲームプランを描く。序盤が大事になるだけに「ブラジル戦は、ほどほどに選手は出していきます」と、ほぼベストメンバーでゲームをスタートさせる考えだ。

 理想は試合開始直後から打線が爆発し、序盤でゲームを決めてしまい、中盤からは控えメンバーのアピールの場とすること。短いイニングで試合を終え、投手陣の球数も極力抑えたいところだ。雨に悩まされてきた今大会の侍ジャパンU-12代表。仕切り直しのブラジル戦でスカッと快勝し、勢いづきたい。

【了】

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