侍ジャパンU-12代表を支える頼れる捕手　仁志監督も称賛「高校生よりも上手い」

中国・広東省で開催されている「第9回 BFA U-12アジア選手権」は12日、セミファイナルが行われ、侍ジャパンU-12代表は中国に9-0の6回コールドで勝利。開幕から4連勝で決勝進出を決めた。予選グループからマスクをかぶり続けている福原聖矢が攻守に侍ジャパンU-12代表を支えている。

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侍ジャパンU-12代表の決勝進出に投打で貢献する福原

　中国・広東省で開催されている「第9回 BFA U-12アジア選手権」は12日、セミファイナルが行われ、侍ジャパンU-12代表は中国に9-0の6回コールドで勝利。開幕から4連勝で決勝進出を決めた。予選グループからマスクをかぶり続けている福原聖矢が攻守に侍ジャパンU-12代表を支えている。

「みんなが自分のいいところをたくさん出して、ミスも少なかったので楽しかったです」。中国にも快勝し、負けなしでファイナル進出。福原は笑顔で試合を振り返った。

　予選グループ初戦のフィリピン戦に続き、この日も同じ「世名城ジャイアンツ」に所属する宇地原丈智とバッテリーを組んだ。低めにボールを集め、中国打線を2安打完封。走者が出ても併殺で打ち取り、難なく切り抜けた。「ストライクゾーンのギリギリに決まって、相手は打てませんでした。いつも通り、投げてくれました」と好投の宇地原を称えた。

　肩が強く、送球も安定している。今大会、盗塁は許しておらず、塁上の走者にスキがあれば刺している。この日も初回、2死から3番打者にライトオーバーの二塁打を打たれたが、4番打者への初球をセカンドに送球し、二塁走者をアウトにした。今大会はここまで計7人の投手とバッテリーを組み、扇の要としてチームを支えている。

　小学1年から野球を始め、捕手になったのは5年生から。仁志敏久監督は「素晴らしいですよ。こちらの考えていることよりも遥かに高いレベルのことをやってくれています。安心して見て入られますね。その辺の高校生よりも上手いですよ」と福原の捕手としての能力の高さを絶賛する。お手本は古田敦也氏。「古田さんのキャッチングやどうやったら早く投げられるかなど、参考にしています」と話す。

　グループ予選では全3試合で4番を任され、毎試合、安打を放ってきた。この日は3番で3回に中前適時打を放ち、追加点を挙げた。守りだけでなく、攻撃でも要だ。

　侍ジャパンU-12代表が目指す、アジアの頂点まであと1つ。「韓国に一度、勝っていることは忘れて、違うチームだと思ってやりたいと思います。自分たちが勝って、優勝したいです」と、力強く言い切った。

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