侍ジャパンを代表するスラッガーへ 中田翔が日の丸への思い激白

2016.3.4

侍ジャパン日本代表の日本ハム・中田翔内野手が日の丸への思いを激白した。

写真提供=Getty Images

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2015年プレミア12で大暴れ、強化試合も本気「どんな試合でも負けたら悔しい」

 侍ジャパン日本代表の日本ハム・中田翔内野手が日の丸への思いを激白した。

 4日に侍ジャパン本隊に合流。強化試合のチャイニーズ・タイペイ代表戦(5日・ナゴヤドーム、6日・京セラドーム大阪)に臨む。ペナントレース開幕3週間前。難しさはあるが、侍ジャパンの代表戦の緊張感をシーズンの調整につなげるつもりだ。

「気持ちを切り替えることはない。チームでやってきたように、オープン戦で戦っているような感じで試合をできたらいいが、日の丸を背負うという意味では、また違ったプレッシャーがある。逆に気合が入っていいと思います」

 昨年11月の世界野球プレミア12では全8試合出場し、打率4割2分9厘、3本塁打、15打点。1次ラウンドでは3試合連続の決勝打と勝負強さも光った。大会の打点王、一塁手ベストナインに輝いたが、プレミア制覇を逃したことが悔しかった。

「勝負事なのでどんな試合でも負けたら悔しい。(強化試合でも)勝ちにいく姿勢を見せた上で、試合に入れたらと思います」

注目の打順、本人の思いは?

 注目されるのは打順だ。プレミア12で主に4番を打った西武・中村剛也が招集されず、チャイニーズ・タイペイ代表戦ではDeNA・筒香嘉智と共に4番候補に挙がっている。それでも、大活躍したプレミア12では主に6番。この強化試合では打順にこだわらず、チームに貢献する。

「何番でもいいかなと思いますし、後ろを打つのは意外としっくり来ていた。代表では何番でもやることは一緒かなと思います」

 今回、一塁手として呼ばれたのは中田と追加招集の銀次。小久保監督の信頼の厚さが伝わってくる。一塁手として2試合連続の先発出場も期待される強化試合。将来的な世界一奪回へつなげていく。

「まだ来年のことは考えてないが、しっかりアピールして。目の前の試合に全力で取り組むことが大事だと思います」

 3日の日本ハム全体練習(札幌ドーム)では「原点回帰や」と髭をそり上げた姿を見せた中田。侍ジャパンを代表するスラッガーとして、パワフルな打撃を見せていく。

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