侍ジャパン社会人代表、7日は決勝の“前哨戦”に 石井監督「いろんな選手を使いたい」
侍ジャパン社会人代表が出場している「第28回 BFA アジア選手権」(台湾)は7日、スーパーラウンドのセミファナル2戦目が行われる。日本は予選ラウンドAグループ1位のチャイニーズ・タイペイと対戦する。
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チャイニーズ・タイペイと決勝進出決定チーム同士の対戦、「すごく価値のあるゲームに」
侍ジャパン社会人代表が出場している「第28回 BFA アジア選手権」(台湾)は7日、スーパーラウンドのセミファナル2戦目が行われる。日本は予選ラウンドAグループ1位のチャイニーズ・タイペイと対戦する。
予選ラウンドを2戦2勝で1位通過した日本。セミファイナル1戦目は2年前の前回大会で敗れている韓国と戦い、3-0で勝利した。8回に3点を奪うまで苦戦したが、我慢強さを発揮し、終盤のチャンスをものにした。予選ラウンドでは2試合ともにコールド勝ちしたが、前回王者で代表24人中、21人がプロの韓国とは接戦に。先発・谷川昌希投手(九州三菱自動車)の粘り強い投球も攻撃の流れを呼び込んだ。
前回大会で日本はサヨナラ負けを喫した翌日にチャイニーズ・タイペイと対戦。棚橋祐司コーチは当時について「言い訳になるが、引きずってしまったところがあった」と振り返る。チャイニーズ・タイペイにも敗れた日本は、連覇が「5」で途切れて3位に終わった。そういった経験からも、セミファイナル1戦目で韓国に勝利できたことは大きい。
社会人選手と大学生で構成しているチャイニーズ・タイペイは地元の盛大な声援も受けながら、予選ラウンドでは韓国に延長10回の末、3-2でサヨナラ勝ちした。この日、ともに決勝進出を決めたため、日本は2日続けてチャイニーズ・タイペイと戦うことになる。
「いろんな選手を使いたい。(7日の準決勝は)すごく価値があるゲームになりそう」
決勝で勝つためにも選手の起用の仕方がポイントになると石井監督は言う。韓国戦は4安打に抑えられたものの、予選ラウンド、2日間の練習を通し、攻撃陣のバットは振れている。投手陣も順調な仕上がりを見せている。韓国戦で見せた我慢強さ、粘り強さはチャイニーズ・タイペイ戦でも必須。2大会ぶりのアジアチャンピオンに向け、決勝を見据えながら戦う。
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