最終戦も実りあるものに―優勝決定の侍ジャパン女子代表、全勝かけて6日にインド戦

2017.9.6

香港で開催されている「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」は6日、大会5日目を迎える。5日の香港戦に勝利し、4戦全勝で優勝を決めた日本はインドとの最終戦に挑む。

写真提供=Getty Images

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橘田監督が「見習っていきたい」と話すインド相手に有終の美を飾れるか

 香港で開催されている「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」は6日、大会5日目を迎える。5日の香港戦に勝利し、4戦全勝で優勝を決めた日本はインドとの最終戦に挑む。

 日本はここまで韓国とパキスタンに快勝し、チャイニーズ・タイペイに逆転勝ち。香港戦は思うような攻撃ができなかったが、2-0の接戦を制し、優勝を決めた。インド戦は全勝優勝をかけた戦いになる。

 香港戦では今大会初めて、相手よりも安打数で下回ったが、投手陣の粘りと守備力で白星を得た。攻撃ではボールを待ちきれずにフライを打ち上げる場面が目立ったが、その点を修正してラストゲームに挑みたい。

 2戦目からリードオフマンを務める蛭田菜月(埼玉栄高)、2番打者として逆らわない打撃と小技で打線をつないでいる吉井温愛主将(履正社高)、そして、広角に打ち分けられる3番の渡辺那奈(作新学院高)らが初回から流れを作れるか。また、DHの緒方佑華(折尾愛真高)がここ2試合で7打数5安打と当たっており、チャンスで打席を回したい。

 対するインドは、ここまで1勝2敗。香港に5-18、韓国に0-9と連敗していたが、パキスタンに9-3で勝利した。試合後はまるで優勝したかのようなお祭り騒ぎだった。橘田恵監督は「調べないと分からないのでおそらくですけど」と前置きした上で「インドは国際大会で初勝利だったんじゃないかなと思います。そういった瞬間を目の前で見られて大変、嬉しく思います。今大会、香港もそうですが、フライやライナーをしっかり捕れるようになっており、今までと比べ物にならないくらい守備力がアップしています」と成長を喜ぶ。

 インドはストライクを取るたびに盛り上がりを見せる。また、例えば内野ゴロでアウトを取ると、そのゴロをさばいた選手のところに選手たちが駆け寄り祝福する光景がある。そこまでとはいかないまでも、「明るく楽しく野球をするという部分はレベルに関係なく、人の心を動かすと思います。そういった部分はしっかり見習っていきたいですし、自分たちも実践していきたいなと思います」と指揮官。最終戦も実りあるものにする。

【了】

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