3連勝を目指す侍ジャパン女子代表、4日パキスタン戦は「見本になる野球を」

2017.9.3

香港で開催中の「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」。韓国、チャイニーズ・タイペイを連破した侍ジャパン女子代表は大会3日目の4日、パキスタン戦を迎える。

写真提供=Getty Images

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相手指揮官はパキスタンでの野球発展に尽力してきたシーガル氏

 香港で開催中の「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」。韓国、チャイニーズ・タイペイを連破した侍ジャパン女子代表は大会3日目の4日、パキスタン戦を迎える。

 日本は投手陣が安定している。初戦の韓国戦では今井巴菜(神村学園高)、小田嶋真美(横浜隼人高)、姫野真由(花咲徳栄高)が完封リレー。今大会、最大のライバルとされたチャイニーズ・タイペイ戦は4回まで先発・水流麻夏(神戸弘陵学園高)が1失点とゲームメイクし、松島瑠菜(履正社高)、大野七海(福知山成美高)が無失点で流れを引き寄せた。

 長短打に機動力を絡めた攻撃も見せている。ボールが遅かった韓国の投手に対しては引きつけて打ち返し、球威のあるボールを投じていたチャイニーズ・タイペイの投手に対しては後半で捉えるなど、試合中に対応力を見せている。

 パキスタンは初戦で香港に2-17、2戦目の韓国には1-23で敗れている。今大会でパキスタンの指揮をとるジャスティン・シーガル監督は、女性で初めて大リーグ球団の組織でコーチや打撃投手となり、今年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック™(WBC)ではイスラエル代表チームのコーチとしてベンチ入りした。カナダで開催された第1回ワールドカップで技術委員長を務めていた実績があり、日本の橘田恵監督も昨年の第7回大会では技術委員長を任されていた。

「(シーガル監督は)パキスタンの野球の普及のために監督されています。今日も試合が終わった後にカットプレーの説明をしていましたね」と橘田監督。発展途上のパキスタンのチームのことは選手たちにも伝えている。女子野球の発展に尽力してきたシーガル監督との対戦に指揮官は「楽しみにしたいと思います。見本になれる野球を展開したいと思います」と話した。

【了】

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