「女子野球アジアカップ」開幕、初代女王狙う侍ジャパン女子代表、注目の初戦は韓国戦

2017.9.1

「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」が2日、香港で開幕する。日本は、香港vsパキスタン戦の後、16時(現地時間15時)から韓国と対戦。初代チャンピオンを目指す戦いが、いよいよ始まる。

写真提供=Getty Images

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韓国は直前まで「第3回LG杯国際女子野球大会」で実戦経験積む

「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」が2日、香港で開幕する。日本は、香港vsパキスタン戦の後、16時(現地時間15時)から韓国と対戦。初代チャンピオンを目指す戦いが、いよいよ始まる。

 若手の育成や競技力向上などを目指し、高校生20名で構成された侍ジャパン女子代表は、これまで大阪、高知、関東で合宿を行った。最初はコミュニケーションを図ることから始まり、連携プレーなどを繰り返しながら、短期間でチーム力を高めてきた。

 練習試合として、国内の高校やオーストラリア選手との混合チームと8試合を行い、すべて勝利。7人中5人がサウスポーの投手陣は失点が少なく、安定感を見せている。攻撃では長打も出ているが、バントやスクイズなど小技も絡めて確実に得点できる点が強みだ。

 カナダで開催中の「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-18代表は、カナダ国内での移動の際に野球道具が届かないハプニングに見舞われたが、国際大会は何が起こるか分からない。現役時代から国際経験豊富な橘田恵監督のもと、野球の準備だけではなく、予期せぬハプニングにも備え、動じない心の準備もしてきた。緊張も高まる初陣だが、国内での合宿で積み重ねてきた力を発揮し、勝利をもぎ取りたい。

 対戦相手の韓国は、直前まで7か国8チームが参加した「第3回LG杯国際女子野球大会」に出場しており、チームとして実戦経験を重ねている。成績はグループリーグで1勝1敗1分け。過去2大会では準優勝していたが、今回は決勝に進むことができず、5位に終わった。アジアカップには「第3回LG杯国際女子野球大会」での課題を修正して臨むだろう。前哨戦を経て、チーム力を高めてくる韓国は、決して侮れない。

 日本は女子野球ワールドカップで5連覇中。今年から始まったアジアカップでも日本の女子野球の強さを見せつけ、狙うは初代女王の座のみ。今後の大会の流れを決める初戦で、幸先のいいスタートを切りたい。

【了】

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