森下翔太が本音「やっぱり悔しい」 無念のWBC準々決勝敗退から始まる成長の道
野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、米フロリダ州マイアミにあるローンデポ・パークで行われた「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)準々決勝でベネズエラに5-8で敗れ、大会連覇の目標に届かなかった。1点を追う3回に、一時は逆転となる3ランを放った森下翔太外野手(阪神)は試合後、悔しさをにじませながらも「この経験をまた次の機会にしっかり生かせるように、自分の中でもっともっとレベルアップしていきたいと思います」と前を向いた。
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WBC準々決勝ベネズエラ戦、スタメン外れるも2回守備から出場
野球日本代表「侍ジャパン」は14日(日本時間15日)、米フロリダ州マイアミにあるローンデポ・パークで行われた「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)準々決勝でベネズエラに5-8で敗れ、大会連覇の目標に届かなかった。1点を追う3回に、一時は逆転となる3ランを放った森下翔太外野手(阪神)は試合後、悔しさをにじませながらも「この経験をまた次の機会にしっかり生かせるように、自分の中でもっともっとレベルアップしていきたいと思います」と前を向いた。
突如、出番がやってきた。先発ラインナップから外れたこの日。初回の攻撃で鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)が二盗を仕掛けた際に右膝を痛め、2回の守備から「3番・中堅」に入ることに。まさかの展開となったが、「二塁で誠也さんが痛がる姿を見て、(交代は)あるんじゃないかと思っていたので、意外と冷静になれました」と振り返る。
1点を追う3回、バットですくい上げるように放った逆転3ラン
2回に1点を勝ち越され、迎えた3回の第1打席だった。1死一、二塁から佐藤輝明内野手(阪神)が右翼へ適時二塁打を放って同点とすると、1死二、三塁の場面でカウント2-2から低めチェンジアップを泳ぐような体勢からバットですくい上げた。打球は左翼ポール近くに飛び込む逆転3ランに。打った瞬間に右手を挙げると、何度も吠えながらダイヤモンドを一周した。
「自分なりの100%を出せた結果が、すごく良い形につながったと思います。やっぱり、ああいうところで打つことを目標にして、このメンバーに選ばれたと思うので、そういう意味では、最後の最後でしっかり打点につながったと思います」

井端ジャパン発足時より常連メンバー「その経験があったからこそ」
鈴木選手の悔しさも乗せた一発だ。「誠也さんも出たいし、結果を残したいっていう思いが絶対あったと思います。そこを自分が代われるように、心の準備をしながらやりました」。仲間を思い、チームを思って放ったアーチで、一時は逆転に成功。3点リードを奪い、流れを日本に引き寄せたかに見えた。
だが、5回に2点、6回に3点を許し、再逆転されてしまう。結局、8回にも1点を失い、ダメを押された。
2023年10月に井端弘和新監督が誕生して以来、常連メンバーとして国際大会を戦った。大きな舞台でも臆さず、積極的な打撃で存在感を光らせ続けた。「井端監督に1年目から使っていただいて、その経験があったからこそWBCでも堂々とプレーできた」と感謝。所属チームの垣根を越えて、日本を代表するトップ選手たちと切磋琢磨し、さらなる成長につながった。
「負けてしまったけれど、いい大会だなと思います」
大会連覇を目標にチーム一丸となって戦ってきた中で、準々決勝敗退は「やっぱり悔しい」と本音を明かす。だが、世界最強決定戦の舞台に立ち、全力で戦った経験は何物にも代えがたいものとなった。
「(WBCは)メジャーリーガーが一番多く出ている。それだけで、野球の怖さだったり、個々の強さだったりというところも、他の大会とは全然違ったレベルの高い野球をしている。負けてしまったけれど、いい大会だなと思います」
WBCの舞台に立ったことで、自分の何が通用し、何が足りないのか、世界との差異を知ることができた。「一流選手を生で体験できた。それこそが、これからのシーズンや国際大会につながると思う。もっともっと精進していくだけです」。また、侍ジャパンのユニホームに身を包み、国際大会を舞台に戦う日が来るまで、技術も心も磨きを掛けていく。
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