井端監督らが小学生と笑顔の交流…嬉しい“報告”も 「NXグループ×侍ジャパン野球教室」開催
快晴に恵まれた8日、埼玉県さいたま市内にあるNIPPON EXPRESS浦和ボールパークで「NXグループ×侍ジャパン野球教室」が開催された。野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督、吉見一起投手コーチが講師として小学生約100人を指導。日本通運野球部の澤村幸明監督やコーチ、選手たちもユニホーム姿で参加し、会場は子どもたちの活気あふれる声に包まれた。
写真提供=Full-Count
吉見投手コーチ、日本通運野球部メンバーもサポート役で参加
快晴に恵まれた8日、埼玉県さいたま市内にあるNIPPON EXPRESS浦和ボールパークで「NXグループ×侍ジャパン野球教室」が開催された。野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督、吉見一起投手コーチが講師として小学生約100人を指導。日本通運野球部の澤村幸明監督やコーチ、選手たちもユニホーム姿で参加し、会場は子どもたちの活気あふれる声に包まれた。
「野球をやっている子、そして特にやっていない子。『明日からやりたい』と言わせて帰ってもらいたいと思っています。そして、やっている子はさらに楽しんでもらえるように一生懸命に教えます」。そう井端監督が挨拶し、恒例の野球教室はスタートした。
守備の名手・井端監督からの極意「力を抜いてください」
参加者は4つのグループに分かれて「キャッチボール」「守備」「バッティング」「トレーニング」を順番に受講。井端監督は守備エリアを担当し、子どもらと触れ合った。「動く時に力が入ってしまうと動きにくい。練習ではたくさん失敗してもいいので、力を抜いてください。失敗するためにやってください。あとで上手くなってくるので。今のうちにたくさん失敗してください」と“極意”を伝授した。サポートする日本通運野球部の選手たちも、人一倍大きな声とお手本でイベントを盛り上げた。
井端監督は技術面だけでなく、野球少年のグラブを手にとって型について話し合ったり、笑顔でハイタッチを交わしたりと、子どもたちの思い出に残るような温かい交流も忘れなかった。現在、野球チームに所属していない子には「チームに入って、また来年会いましょう」と語りかける場面もあった。
キャッチボールエリアで指導した吉見コーチも身振り手振りを交えながら熱心に指導。「キャッチボールは1番大事です」とし、投球動作で足を上げた際に「上げた足でなく、支えている方の足を意識してください。母指球で立つという指導もあると思いますが、人それぞれ立ちやすい部分を探して、そこを意識してください」と説明。「立ち姿は大事です。それによって(ボールが)狙ったところにいく、いかないが決まってきます」と伝えた。
昨年参加したトランポリン少年と再会する一幕も
井端監督は嬉しい再会があったことも報告した。昨年の参加者で、トランポリンをやっていたという少年が今年も参加。「楽しかったから野球を始めた、と教えてくれました。嬉しかったですね。まだ野球を始めて1年くらいですが、だいぶうまかったですよ。やはり運動能力があるんだなと思いました」と笑みを浮かべた。
女子チームに所属する選手も20人以上が参加。井端監督は「中学でソフトボールをやろうか悩んでいる子もいましたけど、ソフトボールもオリンピック競技になりますし、女子野球も侍ジャパンがありますから。そこを目指してほしいですね」と女子でも野球人気が拡大する願いも語った。
■井端監督から小学生にメッセージ「いろいろな可能性しかない」
イベントの最後には、サイン入りグッズなどをプレゼントするジャンケン大会を実施。子どもだけでなく、保護者や指導者らも参加して、大きな盛り上がりをみせた。
「プレミア12で負けてしまって、ちょっと前に進めない自分がいたんですけど、子どもたちの姿を見て、やっぱり野球はいいなと思いました。今日は僕が力をもらいました」。吉見コーチは笑顔で振り返った。
そして最後は井端監督が「今、野球チームに入っていない子も来年に入ったという報告をしてくれたらいいなと思います。皆さんにはいろいろな可能性しかないと思いますので、1度野球を続けた以上は最後までやり通してもらえればいいかなと思います」とメッセージを送り、野球教室は終了した。子どもたちは最後までキラキラとした眼差しで話を聞き入っていた。
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