不動の4番・森下翔太「自分が打たないと勝てない」 驚異の打率.571で打線牽引
井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は18日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のオープニングラウンド・グループBのドミニカ共和国戦で11-3と快勝。5戦全勝で21日から東京ドームで始まるスーパーラウンドに臨む。4番の森下翔太外野手(阪神)はこの日、3打数3安打3得点の大活躍。チームの5連勝に貢献した。
写真提供=Getty Images
全5試合で4番、チームトップの打率.571&6打点で打線を牽引
井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は18日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のオープニングラウンド・グループBのドミニカ共和国戦で11-3と快勝。5戦全勝で21日から東京ドームで始まるスーパーラウンドに臨む。4番の森下翔太外野手(阪神)はこの日、3打数3安打3得点の大活躍。チームの5連勝に貢献した。
剛速球にも打ち負けない。2点リードの7回1死。森下選手はヘラルド・オガンド投手の155キロ直球を右前へしぶとく打ち返した。オープニングラウンド5試合で打率.571、1本塁打、6打点。いずれもチームトップの好成績だ。
「初対戦の投手しかいないので、自分のタイミングをしっかり持って打席に立つ。そこがいい結果につながっていると思います。自分のタイミング、自分の間合い。相手の投手が外(角)に投げてきたので、逆らわずに打ちました」
3打数3安打1四球で勝利を演出「つながりを持つことを意識」
快音を連発した。初回2死一塁で右前打を放ち、坂倉将吾捕手(広島東洋)の押し出し四球を演出。3回1死では三塁内野安打で出塁し、2死満塁から佐藤都志也捕手(千葉ロッテ)の左前適時打で同点のホームを踏んだ。5回無死一塁では四球を選び、坂倉捕手の中前適時打で生還。この日はチャンスメーカーとして躍動した。
「本塁打をいっぱい打てるような打者ではないとずっと言っているので。つなぎの4番というか、チャンスでは返すし、チャンスメークもする。(打線の)つながりを持つことを意識しています」
不動の4番に井端監督も賛辞「臨機応変に打撃をしてくれる」
初戦から不動の4番だ。前日17日のキューバ戦でオープニングラウンド・グループBの首位通過を決め、井端監督は大幅にメンバーを変更。死球を受けて途中交代した辰己涼介外野手(東北楽天)を外し、打順も大きく変えたが、「4番・森下」だけは動かさなかった。井端監督は「走者が得点圏にいる時は返す打撃をしてくれますし、いない時はつないでチャンスを拡大したり、自分が塁に出たり、臨機応変に打撃をしてくれる。さすがだなと思います」と賛辞を惜しまなかった。
侍ジャパンは2019年11月の「第2回 WBSC プレミア12」スーパーラウンド・メキシコ戦から続く国際大会の連勝を「24」に伸ばした。森下選手は昨年11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」ではベストナインに選出されるなど、今や侍ジャパンにとって欠かせない戦力となっている。
「やることは変わらず。4番を打っているからこそ、自分が打たないと勝てないと思って試合に臨むので。責任とプライドを持ってやりたいと思います」
大会2連覇を目指す“井端ジャパン”を勝負強い打撃で押し上げていく。
記事提供=Full-Count
写真提供=Getty Images