侍ジャパン、佐藤輝明が待望の初安打初打点 代表初選出に重圧「普段と違う気持ち」

2022.11.6

野球日本代表「侍ジャパン」は6日、東京ドームで「侍ジャパン強化試合2022」侍ジャパンvs読売ジャイアンツに臨み、8-4で逆転勝ちした。試合終盤までリードを奪われる展開だったが、打線を活気づけたのが佐藤輝明外野手(阪神)だ。「7番・右翼」で先発出場し、3点を追う7回無死二塁で右前適時打を放った。左腕・大江竜聖投手の138キロ直球をライナーで打ち返し、プロ入り後、初選出となった侍ジャパンで初安打初打点をマークした。

写真提供=Full-Count

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3点を追う7回に反撃の口火を切る右前適時打「何も考えずに一生懸命振りました」

 野球日本代表「侍ジャパン」は6日、東京ドームで「侍ジャパン強化試合2022」侍ジャパンvs読売ジャイアンツに臨み、8-4で逆転勝ちした。試合終盤までリードを奪われる展開だったが、打線を活気づけたのが佐藤輝明外野手(阪神)だ。「7番・右翼」で先発出場し、3点を追う7回無死二塁で右前適時打を放った。左腕・大江竜聖投手の138キロ直球をライナーで打ち返し、プロ入り後、初選出となった侍ジャパンで初安打初打点をマークした。

「チャンスだったのでヒットになって良かったです。初めてのヒットと打点だったのですごくうれしいです。何も考えずに一生懸命振りました」。代表2戦6打席目で生まれた待望の一打。一塁ベース上で茶目っ気たっぷりに喜んだ。

 守備でも持ち味を発揮した。4回無死二塁で廣岡大志内野手の右翼フェンス際への大きな飛球をジャンピングキャッチ。同2死二塁では保科広一外野手の右前打にチャージをかけ、強肩を生かして本塁へストライク送球した。本塁生還を狙った二塁走者・大城卓三捕手を刺した。「低い送球で、しっかり投げることができたので良かったかなと思います」と表情を緩めた。

プロ入り後は初の代表選出「普段とは違う気持ちでのプレーになりました」

 5日の北海道日本ハム戦も「7番・右翼」で先発出場。遊飛、見逃し三振、一ゴロと持ち味の打撃力を見せられなかった。この日も2回2死で空振り三振。5回先頭では三邪飛と結果を出せなかった。

「普段とは違う気持ちでのプレーになりました。これがワールド・ベースボール・クラシック™本番になるとプレッシャーもすごいんだろうなと感じました」。来年3月の本大会をイメージしての強化試合2試合となった。

 2020年ドラフト1位で阪神入りし、昨季は球団の新人記録となる24本塁打をマーク。今季は20本塁打と思うように本数を伸ばせなかったが、その長打力は侍ジャパンの中でも際立つ存在。2試合連続スタメンは栗山英樹監督からの期待の表れだ。

 9、10日には札幌ドームで「侍ジャパンシリーズ2022」オーストラリア第1戦、第2戦に臨む。23歳のスラッガーは「一生懸命振って、力負けしないように頑張りたいと思います」と、代表入りへアピールを誓っていた。

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