侍ジャパンU-15代表、5戦全勝を目指して2位コロンビアと最終戦
「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」は2日、予選リーグ5日目を迎える。ここまで4連勝と順調に勝利を重ね、スーパーラウンド進出を決めた日本。予選リーグ最終戦は3勝1敗の2位コロンビアと戦う。
写真提供=Getty Images
打線好調の侍ジャパン、相手のミスを見逃さず、4試合で計47得点
「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」は2日、予選リーグ5日目を迎える。ここまで4連勝と順調に勝利を重ね、スーパーラウンド進出を決めた日本。予選リーグ最終戦は3勝1敗の2位コロンビアと戦う。
日本は攻撃が絶好調だ。4試合中3試合でコールド勝ち。打つだけでなく、四死球や失策といった相手に”もらった”チャンスも生かし、得点に結び付けている。チーム打率は.358。4試合で計47得点を奪っている。
毎試合オーダーが変わる中、固定されているクリーンアップが好成績を残している。1日のチェコ戦は3番・稲生賢二が3安打3打点、4番・嘉手苅翔太が2打点、2戦目から5番を打つ小山翔暉が3安打2打点と爆発。鹿取義隆監督は「状態のいいバッターを残していた方が、ゲーム勘が残るため、クリーンアップは変えなかった」と語った。
チェコ戦は3試合ぶりの出場となった6番・鈴木琉晟が3打点を挙げるなど、出場する選手が次々と結果を出している。「役割がきっちりできているので勝てていると思います」と鈴木。いざ出番が来た時の準備もしっかりできているため、誰がどこに入っても、つながりのある打線になっている。
4戦で3試合に完封勝利、安定感ある投手陣と守備力も強みに
4試合のうち3試合が完封勝ちと、投手陣も安定している。制球力に優れた投手、キレのあるボールで勝負できる投手、変化球をうまく使える投手など、タイプの異なる11人が、すでにマウンドを経験している。ボールが高めに浮き、韓国戦で3失点を喫した櫻井佑輝も、次回登板までに修正してくるだろう。日本の失策はここまで3つ。エラーをしてもそこから傷口を広げることはなく、ダメージを最小限に防げる安定した守りができている。
連勝を続けているが、選手たちからは常に「気を引き締めていきたい」というコメントが聞こえてくる。勝利に浮かれることなく、次戦を見据えて戦えている日本。目指すは世界一。そのためにも、今日のコロンビア戦でも白星を奪い、予選リーグ無敗の1位でスーパーラウンドに進出したい。
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