侍ジャパンU-15代表、2戦目キューバ戦へ鹿取監督「誰を使っても結果残すのでは」

緊張の初戦となったオーストラリア戦は20人中16人が出場した。大会の雰囲気を感じ、緊張もほぐれてキューバとの戦いに挑めるだろう。

写真提供＝Getty Images

初戦はオーストラリアに快勝

「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」が29日開幕し、オーストラリアとの初陣を13-0と7回コールドで快勝した日本。30日の予選リーグ2試合目はキューバと対戦する。

　緊張の初戦となったオーストラリア戦は20人中16人が出場した。大会の雰囲気を感じ、緊張もほぐれてキューバとの戦いに挑めるだろう。

　オーストラリア戦は、安定感を買われて岡田幹太が先発。毎イニングで四球を出したものの、3イニングを無安打に抑え、流れを作った。2番手で登板した左腕・宮城大弥は4回に無死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、そこから三者連続三振を奪った。星野恒太朗、中田惟斗はいずれも130キロ台の直球で押し、1イニングずつを無失点。4投手で完封リレーを完成させた。

　攻撃は2回に7点、3回に4点を奪って流れを渡さなかった。1番・辻憲伸はヒットこそ1本だったが、2つの敵失と四球で5打席中、4打席で出塁した。3番・稲生賢二は3安打猛打賞で3得点。3回には2死二、三塁で右中間を破る2点適時三塁打を放った。

　左打ちの4番・嘉手苅将太はレフトに2安打。5番・鈴木琉晟が2打点とクリーンアップが役割を果たし、下位打線もつながりを見せた。オーストラリアは6失策など守備のミスが目立ったが、そうしたちょっとしたスキに次の塁をしっかり狙っていたことが大量得点に結びついた。

　鹿取監督は2戦目に向けて「オーダーは変わらないと思うが、ピッチャーは変わると思う」としながら「誰を使っても結果を残すのではないか」と全員に期待を寄せている。野球大国・キューバとの一戦も日本らしく堅実な野球で勝利を目指す。

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