2大会ぶり銅メダル目指す侍ジャパンU-12代表 3位決定戦はメキシコとの“リベンジマッチ”
台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は6日、10日間にわたる大会の最終日を迎える。悲願の世界一を目指して戦ってきたが、惜しくもスーパーラウンドで3位となった侍ジャパンU-12代表は、午後2時(日本時間同3時)から同4位のメキシコと3位決定戦を戦うこととなった。
写真提供=Getty Images
いよいよW杯最後の一戦へ、今大会5本塁打の相手主砲に注意
台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は6日、10日間にわたる大会の最終日を迎える。悲願の世界一を目指して戦ってきたが、惜しくもスーパーラウンドで3位となった侍ジャパンU-12代表は、午後2時(日本時間同3時)から同4位のメキシコと3位決定戦を戦うこととなった。
第2回大会以来、2大会ぶりの銅メダルを賭けて戦うことになった一戦は、リベンジの舞台だ。メキシコとは大会2日目の7月29日に、オープニングラウンド第2戦で対戦しており、この時は大接戦の末に、侍ジャパンU-12代表が5-6で敗戦している。同じ相手に2度不覚を取るわけにはいかないだろう。
開催国のチャイニーズ・タイペイに敗れ、オープニングラウンドは4勝1敗だったメキシコ。日本、チャイニーズ・タイペイと勝敗では並んでいたが、平均得失点差(TQB)で、グループ3位でスーパーラウンドに進んだ。スーパーラウンドでは、日本がコールド勝ちしたニカラグアに敗れた一方で、5日の第3戦でアメリカを10-12と、あと一歩のところまで追い詰めた。脆さがある一方で、一度、勢いに乗ると手が付けられなくなるチームだ。
その中でも要注意となるのは、今大会で主に3番に入っている左打者、ファン・パブロ・ティラド。 日本が敗れた29日の試合では3回1死一、三塁で3ランを放っており、5日のアメリカ戦でも1本塁打。今大会は5本塁打を打っており、これは、侍ジャパンU-12代表が1試合で2本塁打を許したアメリカのアトマンチェクと並び、トップの数字だ。前に走者を出さずにティラドの打席を迎えられるかは、試合の鍵を握るだろう。
それ以上に大事になるのは、いかに無駄な四球を出さないか。前回の対戦では許した安打はわずか3安打だったにも関わらず、6四死球を与え、しかも、これがことごとく失点に繋がった。今大会9試合目と、投手陣には疲労が溜まっているところだが、ストライク先行で勝負していくことが求められる。
悲願の世界一には手が届かなかったものの、メダル獲得のチャンスは残されている侍ジャパンU-12代表。今大会最後の試合となるだけに、勝利で飾りたい。チーム一丸となって戦ってきた今大会の集大成として、メキシコとの再戦に挑む。
【了】
記事提供=Full-Count
写真提供=Getty Images