侍ジャパンU-15代表、スーパーラウンド白星発進! ベネズエラを完封
「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ in いわき」は4日からスーパーラウンドが始まった。グループA・1位の日本はグループB・2位のベネズエラと対戦。投打がかみ合い、8-0で勝利した。
写真提供=Getty Images
投手は完封リレー、打順は新オーダーがピタリ的中!
「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ in いわき」は4日からスーパーラウンドが始まった。グループA・1位の日本はグループB・2位のベネズエラと対戦。投打がかみ合い、8-0で勝利した。
日本の先発は、予選リーグのキューバ戦で好投した及川雅貴。初回、1死から左中間を破る二塁打を許したが、三振とサードゴロで切り抜けた。2回以降も走者を出したが、二塁は踏ませず。5回1死からストレートの四球を出したところで降板。だが、後を受けた2番手・不後祐将が1人も走者を出さないピッチングを披露し、鹿取義隆監督も「変わらず安定感があり、緩急を使っていいボールを投げていた」と絶賛した。
最終回は今大会3試合目の登板となった増木武寛が内野安打などで走者を出したものの、最後は変化球でショートゴロに打ち取ってゲームセット。3投手がうまくつなぎ、スーパーラウンド初戦を完封で飾った。
新打順もさっそく機能した。「コーチ陣と話して、点を取れるだろうと思われるオーダーにした」と鹿取監督。予選リーグでは、2番から5番まで固定していたが、この試合から1つずつ打順をあげる新しいオーダーで挑んだ。
初回、2死から3番・嘉手苅将太が腕をうまくたたんでセンター前に打球を運んで出塁。暴投で三塁まで進み、2死三塁とすると、4番・小山翔暉もセンター前にヒットを放ち、先制点を奪った。
2、3回と走者を出しながらも得点には至らず、1-0で進んでいたが、4回に追加点を挙げる。この回、先頭の3番・嘉手苅が四球を選ぶと、4番・小山がファースト強襲ヒット。さらに5番・宮城大弥が死球で満塁とし、6番・植田太陽がライトへ2点適時打を放った。今度は無死一、二塁から7番・星子海勢の犠打が成功。8番・及川が自らを楽にする2点適時打をセンターに弾き返した。6回には1番・近藤大樹がライトへタイムリー、7回には3連続四球で満塁とし、9番・田口夢人の右犠飛で1点ずつを追加した。
5日はグループB・1位のアメリカと戦う。「疲れはあると思うが、ゲームが始まったら集中してやってくれている。明日も全力で、残ったピッチャーでいきたい」と鹿取監督。集中力を切らさず、スーパーラウンドの2戦目も一枚岩になってぶつかる。
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