侍ジャパン西川史礁が2安打2打点と躍動 韓国撃破に貢献…大舞台も臆せず“超積極打”
野球日本代表「侍ジャパン」は15日、東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」に臨み、11ー4で勝利を飾った。「7番・左翼」で先発出場した西川史礁外野手(千葉ロッテ)が同点打など、3打数2安打2打点と躍動した。
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千葉ロッテのルーキーが「7番・左翼」でフル出場
野球日本代表「侍ジャパン」は15日、東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」に臨み、11ー4で勝利を飾った。「7番・左翼」で先発出場した西川史礁外野手(千葉ロッテ)が同点打など、3打数2安打2打点と躍動した。
大型ルーキーが侍ジャパン・トップチームで躍動した。0-0で迎えた3回先頭の第1打席では韓国先発のクァク・ビン投手の初球、内角への152キロをうまく右前へ運ぶと、これが両チームを通じて初の出塁となった。
この回は無得点だったが、0-3で迎えた3回に東京ドームを沸かせた。牧秀悟内野手(横浜DeNA)の適時打で1点を返し、さらに2死二、三塁となっての第2打席だ。2番手イ・ロウン投手の初球を右翼線に運ぶ2点二塁打とし、チームを同点へと導いた。放った2安打とも初球を狙い打っての積極性が光った。
「センタかーから右方向に打とうと思っていた。それがどちらも1球でできたのが良かったです」
「牧さんが『WBCにつながる試合をしよう』と」
井端弘和監督の“秘蔵っ子”でもある。青山学院大時代の昨年3月、井端監督に見いだされ、「侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」を戦うトップチームに、金丸夢斗投手(当時関西大、現中日)、中村優斗投手(当時愛知工業大、現東京ヤクルト)、宗山塁内野手(当時明治大、現楽天楽天)とともに、学生ながら異例の抜擢を受けた。大学生の西川選手はプロ選手に混じり、2試合で7打数3安打1打点(打率.429)と活躍した。
今季千葉ロッテでは3・4月は月間打率.156、5月は同.129と苦しんだが、6月に同.441と一気に調子を上げると、7、8月も3割超え。レギュラーシーズン最終戦に規定打席に到達し、最終的には打率.281、3本塁打、37打点まで数字を上げた。技術だけではなく、適応能力の高さ、メンタルの強さも証明した。
井端監督から賛辞「さすがだなと思います」
「もう、アマチュアの時から見ていますので。持ち味の打てるボールはどんどん打っていくという姿勢を、この舞台で1打席目から出してくれたというところはさすがだなと思いますし、あの同点タイムリーもピッチャーが代わっての初対戦で、あのスイングができるというところは素晴らしかった。このまま続けてほしいなと思います」
井端監督も惜しまぬ賛辞を送った。「試合前の円陣で牧さんが『WBCにつながる試合をしよう』ということで始まった。今日はしっかり勝ち切れましたし、明日もいい形で勝てるように、自分自身もチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」。22歳の若武者は16日の戦いへ向け、もう1度自身を奮い立たせた。
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