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WBSCプレミア12 試合日程・結果 侍ジャパンレポート

侍ジャパン、エース・前田の好投で快勝! 準決勝は再び日韓戦

  • WBSCプレミア12・準々決勝
  • ○侍ジャパン 9 - 3 プエルトリコ●
  • <11月16日 台湾・桃園>

侍ジャパンが盤石の試合運びでプエルトリコに快勝。今大会唯一の6連勝で準々決勝を突破し、日本(東京ドーム)で開催される準決勝で、再び韓国と対戦することになった。

侍ジャパンはこの試合、1次ラウンドの全5試合で4番を務めた中村剛也(埼玉西武)が負傷欠場。代役4番に筒香嘉智(横浜DeNA)、5番には中田翔(北海道日本ハム)が入り、「8番・右翼」で前夜サヨナラ打の中村晃(福岡ソフトバンク)をスタメン起用した。

その新打線がさっそく機能。初回は1番秋山翔吾(埼玉西武)の内野安打と3番山田哲人(東京ヤクルト)の四球で一死一、二塁とすると、筒香が先制適時打をレフト前に弾き返し、二塁走者の秋山をホームへ迎え入れた。

1点リードの3回も筒香、中田のチャンスメイクで一死一、二塁とすると、6番平田良介(中日)が適時二塁打を放ち2点目。4回には、ここ3試合ヒットのなかった2番坂本勇人(読売)に2点適時二塁打が生まれ、貴重な中押し点を奪った。

目覚めた坂本は、6回の第4打席にも適時打を放ち、この試合3打点の活躍。打線は7回以降も嶋基宏(東北楽天)、中村晃らの適時打で小刻みに加点し、13安打で9点を奪った。

投げては先発の前田健太(広島東洋)が7回無失点の好投。1点リードの3回は一死一、三塁のピンチを招いたが、2番A.メンデスを注文通りの併殺に仕留め、渾身のガッツポーズを作った。

打線の援護を受けた中盤以降はストライク先行の投球にシフトし、4回からは3イニング連続で三者凡退。前田は結局7回90球を投げ、4安打、7奪三振、無四死球と安定感抜群の内容。負ければ終わりの大一番で真価を発揮し、今大会初白星を手にした。

8回から登板した則本昂大(東北楽天)も1イニングをわずか8球で料理。9回は3試合目の登板となった増井浩俊(北海道日本ハム)が3ランを浴びたが、後続打者を落ち着いて退け試合を締めた。

侍ジャパンはこれで、無敗のまま日本に戻ることになった。準決勝の相手は、キューバを7-2で破った韓国に決定。札幌ドームでの開幕戦は5-0で快勝したが、相手は打線の状態が上向き。小久保裕紀監督は再び大谷翔平(北海道日本ハム)の先発を明言し、19日の日韓対決第2ラウンドを迎えることになった。

記事提供=ベースボールキング

Photo by Getty Images

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
プエルトリコ 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 7 1
日本 1 0 1 2 0 1 2 2 X 9 13 0
【勝投手】 前田 健太
【敗投手】 ルイス・シントロン
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