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WBSCプレミア12 試合日程・結果 侍ジャパンレポート

侍ジャパン3連勝! 好調・中田がまたも3打点の活躍

  • WBSCプレミア12・1次ラウンドグループB
  • ○侍ジャパン 4 - 2 ドミニカ●
  • <11月12日 台湾・桃園>

侍ジャパンが接戦を制し3連勝。前夜5打点の中田翔(北海道日本ハム)が、この日も決勝打を含む3打点と大当たりだった。

侍ジャパンは初回、二死から3番山田哲人(東京ヤクルト)が痛烈な二塁打を放ちチャンスメイク。4番中村剛也(埼玉西武)は打ち取られたかと思われたが、この打球を相手野手が交錯して落球。ラッキーな形で先制点を奪った。

4回は2つの四球で一死一、二塁とすると、初戦から絶好調の6番中田が、2戦連続となる適時打を放ち2点目。この試合でも効率よく得点を奪い試合の主導権を握った。

先発マウンドに登ったのは、大会初登板初先発となった武田翔太(ソフトバンク)。初回は一死から3連打を浴び満塁のピンチを招いたが、5番M.オリーヴォを併殺打に打ち取り無失点で切り抜けた。

武田は3回と4回も得点圏に走者を背負ったが、持ち前の粘り強さが光りゼロ行進。しかし、4回に二死一、三塁から、9番R.ロドリゲスを遊ゴロに打ち取った直後に右足の不調を訴え、トレーナーに付き添われながらベンチに退いた。

5回からマウンドに上がったのは小川泰弘(東京ヤクルト)。緊急登板となったが、最初のイニングをしっかりと三者凡退。6回も三人で片づけ安定感を披露した。

しかし2点リードの7回裏、先頭打者の飛球を、左翼の筒香嘉智(横浜DeNA)が目測を誤り二塁打にしてしまうと、一死から痛恨の2ランを許し、前日同様、終盤で試合を振り出しに戻されてしまった。

それでも侍ジャパンは8回、ミスを犯した5番筒香の四球などで二死二、三塁のチャンスを作ると、またしても中田が三塁線を破る2点適時二塁打を放ち勝ち越し。中田はこの試合も2安打3打点。前日から計8打点の大活躍で、この日もチームの窮地を救った。

再びリードを奪った8回裏は、こちらも初登板となった山﨑康晃(横浜DeNA)が三人でピシャリ。9回を託された松井裕樹(東北楽天)は先頭打者にバント安打を許したが、次打者の三遊間を襲うゴロを途中出場の 松田宣浩(ソフトバンク)が好捕。二塁封殺で一死を奪うと、最後は9番ロドリゲスを遊ゴロ併殺に退け、松井は無失点で試合を締めくくった。

侍ジャパンは2戦連続の接戦となったが、改めて勝負強さを見せつけ3連勝。これで決勝トーナメント進出をほぼ手中に収め、次戦(14日)は4連勝をかけ、WBSCランキング2位のアメリカと対戦する。

記事提供=ベースボールキング

Photo by Getty Images

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
日本 1 0 0 1 0 0 0 2 0 4 5 0
ドミニカ 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 8 1
【勝投手】 小川 泰弘
【敗投手】 ダニーロ・デ・ヘスス
【セーブ】 松井 裕樹
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