2023年は全カテゴリーで国際大会が再開 WBC優勝に続け 侍ジャパン6代表の大会情報

2023.5.8

2023年は早くも4か月が経過。全世界から日常を奪ったコロナ禍に一区切りがつき、日本プロ野球でも声出し応援が解禁された今年は、これまで延期されていた国際大会が次々と再開する。そこで今回は5月以降に開催が予定される、各カテゴリーの国際大会をご紹介したい。

写真提供=Getty Images

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先陣を切るのは女子代表 5月21日からBFA女子野球アジアカップ開催

 2023年は早くも4か月が経過。全世界から日常を奪ったコロナ禍に一区切りがつき、日本プロ野球でも声出し応援が解禁された今年は、これまで延期されていた国際大会が次々と再開する。そこで今回は5月以降に開催が予定される、各カテゴリーの国際大会をご紹介したい。

 3月に開催された「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(WBC)では野球日本代表「侍ジャパン」が3大会ぶりに世界の頂点に立ち、日本列島を大いに盛り上げた。WBC3度目の優勝を飾ったトップチームに続けとばかりに奮闘する、各カテゴリー代表に声援を送ろう。

 まず、先頭を切るのは女子代表だ。5月21日から12日間の日程で開催されるのが「第3回 BFA女子野球アジアカップ」。コロナ禍で国際大会が軒並み延期となり、女子代表として大会に出場するのは2019年以来4年ぶりのこと。その間、代表合宿を重ねてきたが、ついに戦いの舞台に立つ機会が巡ってきた。

 中島梨紗監督率いるチームには、里綾実投手(埼玉西武ライオンズレディース)や川端友紀内野手(九州ハニーズ)らベテラン勢から、白石美優外野手(大阪体育大学)や水流麻夏投手(阪神タイガース Women)ら若手まで20人が名を連ねる。

 大会には13の国と地域が参加し、8チームによる1次ラウンドの上位2チームと日本、チャイニーズ・タイペイ、中国、韓国、フィリピンがファイナルラウンドに進出、上位4チームが9月に広島・三次市などで開催される「第9回 WBSC女子野球ワールドカップ グループステージ」への出場権を手に入れる。開催国の日本はすでに出場が決定しているが、まずはアジア頂点に立ち、世界7連覇に向けて勢いをつけたい。

7月に米国で恒例の日米大学野球、台湾ではU-12W杯を実施

 女子代表に続くのが大学代表だ。7月7~13日に「第44回 日米大学野球選手権大会」(米国)が4年ぶりに開催される。1972年からほぼ毎年続く伝統ある大会で、これまで優勝は日本19回、米国24回と日本が追う形になっているが、最近10大会は日本が6回優勝している。

 2019年の前回大会は3勝2敗で日本が優勝し、MVPには明治大学・森下暢仁投手(現広島東洋)が輝いた。未来の日本プロ野球選手だけではなく、これまで米国代表としてトレイ・ターナー内野手(フィラデルフィア・フィリーズ)やトレバー・バウアー投手(横浜DeNA)らメジャー予備軍も多数出場。44回目を迎える今回も日米のスター候補生が揃いそうだ。

 7月28日から8月6日まで台湾・台南市を舞台に開催されるのが「第7回 WBSC U-12ワールドカップ」だ。侍ジャパンU-12代表監督には、前回に続き井端弘和氏が就任。代表選手は第1次選考として「全日本合同トライアウト~デジタルチャレンジ~」で全国から募り、6月17日の最終選考会を経て決定する。

 2022年の前回大会は、初戦で米国に大敗を喫して波に乗れず、オープニングラウンドは1勝3敗。だが、7位以下を決めるプレイスメントラウンドでは全3戦に完封勝利してみせた。過去の最高成績は準優勝だが、今年は選りすぐりの精鋭を率いる井端監督が初優勝を目指す。


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9月にはU-18W杯を開催、社会人代表はアジアトップを決める2大会に出場

 夏の甲子園を沸かせた注目選手たちが出場するのが、8月31日から9月10日に台湾で開催される「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」だ。2022年の前回大会は米国が舞台となり、スーパーラウンドで韓国と米国に敗れた日本は、3位決定戦では韓国との再戦を制し、3位となった。

 前回に続き、代表チームを率いるのは明徳義塾高の馬淵史郎監督。4月には日本代表候補強化合宿が行われ、チーム力の向上と候補選手の強化が図られた。プロ注目の前田悠伍投手(大阪桐蔭高)、林謙吾投手(山梨学院高)、真鍋慧内野手(広陵高)らが参加。個々のスキルアップを図りながら、前身大会も含む初優勝に思いを馳せた。

 社会人代表は秋にアジアで2大会に臨む。まずは9月23日から始まる「第19回 アジア競技大会」(中国・杭州)だ。2018年の前回大会は決勝で韓国に敗れ、準優勝だった。日本は1994年以来、優勝から遠ざかっているだけに29年ぶりの頂点に立ちたいところ。石井章夫監督がアマチュア野球界屈指の精鋭を連れてチャレンジする。11月19日からは「第30回 BFAアジア選手権」がスタート。前回の2018年は、決勝でチャイニーズ・タイペイに4-5と惜敗し、大会連覇を逃した。

 23歳以下の若手選手は昨年「第4回 WBSC U-23ワールドカップ」に日本代表として出場。アマチュア選手のみで構成されたチームで、3大会ぶり2度目の優勝を飾った。フルメンバーで臨む国際大会は2019年以来となるが、アジアの覇権を競う2大会で存在感を見せつけたい。

 この他、まだ日程が発表されていないが、U-15代表も「11回 BFA U15アジア選手権」が中国で開催される予定。日本には大会3連覇の期待が寄せられる。

 全カテゴリーが同じデザインの縦縞のユニホームを身にまとい、野球日本代表「侍ジャパン」として系統立った強化や野球普及に努めてきた日本。トップチームが幸先のいいスタートを切った2023年は他のカテゴリーも続き、世界各地で侍ジャパン旋風を巻き起こしたい。


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