侍ジャパンの若き主砲、村上宗隆がWBCに寄せる想い「世界一を獲ることを目標に」

2022.11.28

3大会ぶりの世界一奪還を目指し、2023年3月9日から始まる「ワールド・ベースボール・クラシック™」(WBC)に臨む野球日本代表「侍ジャパン」。11月に行われた強化試合では4戦全勝を飾り、栗山英樹監督は幸先の良い船出を迎えた。

写真提供=Full-Count

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来年3月のWBCに向け、誰もが予想する「4番=村上」

 3大会ぶりの世界一奪還を目指し、2023年3月9日から始まる「ワールド・ベースボール・クラシック™」(WBC)に臨む野球日本代表「侍ジャパン」。11月に行われた強化試合では4戦全勝を飾り、栗山英樹監督は幸先の良い船出を迎えた。

 強化試合ではWBC1次ラウンド同組のオーストラリア代表と2戦を行い、投打のかみ合った盤石な試合運びを見せた。代表メンバー28人のうち16人が初選出という若手選手が中心となるチーム構成だったが、本番ではさらに侍ジャパンの常連組やMLBで活躍する日本人選手らも加わる予定。今季15勝&34本塁打と二刀流で大活躍したロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が早々に参戦を表明するなど、最終的なチーム編成に大きな注目が集まる。

 解説者や評論家、プロ野球OBらによるメンバー予想がメディアを賑わせているが、誰もが口を揃えて言うことがある。それが「4番=村上宗隆内野手」という揺るがぬ公式だ。

日本シリーズでは奮わずも、強化試合では打率4割超え、4本塁打の大活躍

 今季は日本人選手最多となる56本塁打を放ち、球史を塗り替えたばかりか、打率.318、56本塁打、134打点をマークして史上最年少かつ令和初の3冠王に輝き、東京ヤクルトをセ・リーグ2連覇に導いた。シーズン終盤に調子を落とし、日本シリーズも打率.192、1本塁打、5打点と奮わなかったが、侍ジャパンでは奮起。11月の強化試合では3試合に先発出場し、打率.455、4本塁打、5打点と存在感を光らせた。

 どの打席でも変わらず真剣勝負に臨む村上選手だが、侍ジャパンのユニホームを着て迎える打席は特別な想いがするようだ。11月に東京都内で行われた記者会見では、強化試合での活躍について次のように振り返っている。

「自分自身、日本シリーズでなかなか調子が上がらない中、強化試合を迎えましたが、やはり(試合を)やっていくうちに、日の丸を背負って4番を打ちながら自分の中ですごく色々な想いがありました。強化試合ですが、なんとかチームを勝たせなければいけないと思って試合に臨んでいたので、いい成績を残すことができてすごく良かったと思います」

目標だった侍ジャパン入り、来たるWBCでは「やはり世界一を獲ること」

 九州学院高から2018年にドラフト1位で東京ヤクルトに入団した当初から、侍ジャパンの一員として戦うことを目標に掲げてきた。プロ2年目の2019年に「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019『日本vsメキシコ』」で侍ジャパンに初選出。2021年夏の東京では「8番・三塁」で全5戦に先発出場し、金メダル獲得に貢献した。

 才能溢れる好打者は、この1年でさらに進化。誰もが認める日本球界を代表する打者に成長。来たるWBCでは自らが打線の中心となって、侍ジャパンを世界の頂点に導くイメージはしっかりと描けているようだ。

「やはり世界一を獲ることを目標に掲げていますし、それを実現させたいなと思っています。その中でもしっかりと活躍して、チームを勝たせられるような働きをしたいと思います」

 栗山監督も絶大の信頼を寄せる。強化試合の読売戦で2打席連続アーチを放った際は「さすがですね。シーズンずっと見てきましたけど、まさにシーズン通りの働きでした。素晴らしい打撃だったと思います」と絶賛。その指揮官の想いは、22歳の猛者にも伝わっている。

「インタビューでも分かる通り、すごく熱い気持ちを持っている方で、僕たちもその期待に応えられるように(頑張りたい)と思える監督だな、という印象を(強化試合)4試合で受けました」

3大会ぶり優勝へカギを握る主砲「たくさんの方に応援していただきたい」

 WBC1次ラウンドは、通常のシーズン開幕より約1か月早い3月9日に始まる。「調整の仕方は変わらず、ドッシリ(調整)していきたいと思います」と頼もしさをにじませるが、村上選手自身、WBCの開幕を待ちきれない様子だ。

「WBCは世界が注目する大会ですし、日の丸を背負って戦う大会なので、日本中のたくさんの方に応援していただきたいと心から思っています」

 若き主砲の願いに応えるべく、大きな声援を送って侍ジャパンを盛り上げたい。

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