侍ジャパン・岡本和真が逆転2点打 慣れない役割でも貢献「与えられたところで結果を」

2022.11.10

野球日本代表「侍ジャパン」は9日、札幌ドームで「侍ジャパンシリーズ2022」日本vsオーストラリア第1戦に臨み、8-1で大勝。守備の乱れで先制を許す中、試合の流れを引き寄せたのが、岡本和真内野手(読売)だ。

写真提供=Full-Count

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1点を追う2回に中前2点打「引っ張らないように意識して打席に入りました」

 野球日本代表「侍ジャパン」は9日、札幌ドームで「侍ジャパンシリーズ2022」日本vsオーストラリア第1戦に臨み、8-1で大勝。守備の乱れで先制を許す中、試合の流れを引き寄せたのが、岡本和真内野手(読売)だ。

「7番・一塁」で先発出場し、2回の第1打席で逆転の中前2点打を放った。メジャー経験のあるワーウィック・ソーポルド投手の甘く入ったチェンジアップを逆らわずにセンター返し。走者2人が一気に生還した。

「先に点を取られた後にチャンスで回してもらいました。(オーストラリアの)内野手も下がっていましたし、なんとか前に飛ばせば点が入るなと思っていました。引っ張らないように意識して打席に入りました」。歓喜に沸く一塁ベンチへ向けて拳を突き出し、逆転の一打を喜んだ。

打撃練習では村上と同組「普段はかわいい後輩なんですけど…」

 慣れないポジションでも結果を出した。打順は7番、ポジションも本職の三塁ではなく一塁でのスタメン出場。「どこの打順にいても、いい場面で打席が来ますし、チャンスで回ってくる。役割は変わらずに自分の仕事をしようと思っていました。与えられたところで結果を出したいと思ってやっています」。一塁の守りも無難にこなし、栗山英樹監督に複数ポジションを守れることをアピールした。

 打撃練習では4番を打つ村上宗隆内野手(東京ヤクルト)と同じ組で行っている。史上最年少22歳で3冠王に輝いたスラッガーから大きな刺激を受けているという。

「村上選手はめちゃくちゃすごいので。僕はなんとか頑張りたいなと思って、日々勉強だと思ってやってます。普段はかわいい後輩なんですけど、野球になれば、すごく頼もしいなと思っています」

外国人投手との対戦に刺激「やっぱり違う」 WBC初出場に向けて貪欲に吸収

 2018年11月の「2018日米野球」、2019年3月の「ENEOS侍ジャパンシリーズ2019」日本vsメキシコで侍ジャパンメンバーに選ばれたものの、ワールド・ベースボール・クラシック™(WBC)やプレミア12など国際大会への出場経験はない。

「普段、外国人選手と対戦するのは多くないので。軌道や投げ方のタイミングはやっぱり違うものがある。そういうところは(チームで)共有しながらも、自分で見ながらタイミングを取らないといけないなと思いました」

 およそ3年半ぶりに選ばれた侍ジャパン。このオーストラリア戦で多くことを吸収し、来年3月には日本を代表する打者の1人としてWBCの舞台で大暴れするつもりだ。

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