初代女王を目指す侍ジャパン女子代表、開幕4連勝なるか、5日は開催地・香港戦

2017.9.5

香港を舞台に熱戦が繰り広げられる「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」は5日、大会4日目を迎える。開幕3連勝の日本は、ここまで2勝1敗の開催地・香港と対戦する。

写真提供=Getty Images

写真提供=Getty Images

香港には履正社高で練習経験を持つ選手も、橘田監督「すごく上手かった」

 香港を舞台に熱戦が繰り広げられる「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」は5日、大会4日目を迎える。開幕3連勝の日本は、ここまで2勝1敗の開催地・香港と対戦する。

 韓国、チャイニーズ・タイペイ、パキスタンから白星を飾り、がっちり首位を守る日本。毎試合オーダーを変えながらも、つながりのある攻撃力を見せ、3戦合計34点を挙げている。韓国戦は3回に、チャイニーズ・タイペイ戦は6回に、それぞれ集中打を見せて大量得点。パキスタン戦は2回から4回まで毎回連打でつなげて17得点するなど、打線は一度火がつくと止まらない。

 投手陣は全7人がマウンドを踏み、3試合の合計16イニングで1失点と抜群の安定感を誇る。いずれの投手も力のある直球とストライクを取れる変化球が冴え、慣れない国際大会でも持ち味を存分に発揮。力のあるチャイニーズ・タイペイには5安打を許したが1失点に止めており、韓国、パキスタンはそれぞれ1安打しか許していない。

 対する香港は、初戦はパキスタンに17-2で圧勝、2戦目もインドに18-5で快勝した。だが、2連勝で臨んだ3戦目チャイニーズ・タイペイ戦は、打線が4安打1得点に抑え込まれ、1-16と大敗。2勝1敗で日本を迎える4戦目は、必勝体制で臨んでくるだろう。

 香港代表には、日本の女子プロ野球のテストを受け、橘田恵監督が指導する履正社高で1週間ほど練習したことがある選手もいるという。「その子なんかすごく上手かった。今日も中継を見ていたらあわやセンターオーバーという打球を打っていました」と橘田監督。参加チームで唯一、開幕から連勝街道を走る日本だが、油断することはない。残すところ、あと2戦。しっかり気を引き締めて、初代チャンピオンへの道を突き進む。

【了】

記事提供=Full-Count
写真提供=Getty Images

NEWS新着記事