侍ジャパンU-12代表、4日に2連覇中の米国戦 「勝てばファイナルも見えてくる」

2017.8.3

台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は4日、大会8日目を迎え、スーパーラウンドの第2戦が行われる。オープニングラウンドのグループAを4勝1敗で終え、首位でスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパンU-12代表。3日のスーパーラウンド初戦・ニカラグア戦を5回コールドで大勝し、いよいよ、4日に大会2連覇中のアメリカとの一戦を迎える。

写真提供=Getty Images

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米国はオープニングラウンド5試合で14本塁打も…スーパーラウンド初戦は16失点で初黒星

 台湾・台南市で行われている「第4回 WBSC U-12ワールドカップ」は4日、大会8日目を迎え、スーパーラウンドの第2戦が行われる。オープニングラウンドのグループAを4勝1敗で終え、首位でスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパンU-12代表。3日のスーパーラウンド初戦・ニカラグア戦を5回コールドで大勝し、いよいよ、4日に大会2連覇中のアメリカとの一戦を迎える。
 
 オープニングラウンドを5戦全勝と圧倒的な強さで勝ち上がってきたアメリカ。その強さは、今大会でも優勝候補の筆頭と見られている。破壊力抜群の打線は脅威だ。オープニングラウンド5試合で80得点を叩き出し、なんと14本塁打を放っている。

 平均身長は164.5センチ。日本の159.2センチを大きく上回る。その中でも要注意なのが、主に3番に入るジョシュア・アトマンチェク。オープニングラウンドで4本塁打を放っているパワーヒッターだ。

 ただ、そのアメリカにもつけ入る隙はある。オープニングラウンドでは韓国に6失点、ドイツに3失点、パナマにも3失点を喫している。格下相手にも点を与えており、投手を中心とした守備力はそこまで高くない。

 さらに、3日のスーパーラウンド初戦チャイニーズ・タイペイ戦では何と今大会チームワーストとなる大量16失点。粗さと脆さを露呈し、まさかの5回コールドで黒星を喫した。紙一重の戦いだったとはいえ日本が勝利したチャイニーズ・タイペイに敗れたのは、若き侍たちにも勇気を与えるだろう。

仁志監督「チャイニーズ・タイペイ戦以上の気持ちで子供達を戦わせたい」

 侍ジャパンU-12代表に求められるのは、チャイニーズ・タイペイ戦で見せたように、粘り強く、しぶとくアメリカの投手陣に食らいつき、球数を投げさせること。投手陣は四球が失点に結びつくことが多いため、無駄な四球をいかに減らせるか、が重要だ。決して勝てない相手ではない。我慢比べ、辛抱強く戦えば、チャンスが生まれるはずだ。

「チャイニーズ・タイペイ戦以上に、明日(4日)の勝ちは大きい。明日(4日)勝てば、ファイナルもかなり見えてくる。もう1回気合いを入れ直して、チャイニーズ・タイペイ戦以上の気持ちで子供達を戦わせたいと思っています」という仁志敏久監督。スーパーラウンドは2勝1敗で侍ジャパンU-12代表、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、メキシコが並んだ。4日の一戦は、アメリカにとっても負けられない試合。ファイナル進出へ、重要な鍵を握る大一番は、4日午前10時半(日本時間同11時半)プレーボールの予定だ。
 
【了】

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