侍ジャパンの小久保監督、仁志コーチが野球教室でメッセージ 「世界で通用する選手に」

2016.9.2

日本通運×侍ジャパンの野球教室が28日(日)、さいたま市営浦和球場で行われた。日本通運野球部選手・コーチのほか、侍ジャパン代表監督の小久保裕紀氏、侍ジャパントップチーム内野守備走塁コーチ、侍ジャパンU-12代表監督の仁志敏久氏が講師を務め、埼玉県内の少年野球チームに所属する5、6年生の約100人が参加した。

写真提供=Full-Count

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「日本通運×侍ジャパン」野球教室で約100人の小学生にアドバイス送る

 日本通運×侍ジャパンの野球教室が28日(日)、さいたま市営浦和球場で行われた。日本通運野球部選手・コーチのほか、侍ジャパン代表監督の小久保裕紀氏、侍ジャパントップチーム内野守備走塁コーチ、侍ジャパンU-12代表監督の仁志敏久氏が講師を務め、埼玉県内の少年野球チームに所属する5、6年生の約100人が参加した。

 仁志コーチが開始前に「自分が教えてもらっていないときでもしっかり話を聞くように」と子どもたちに話し、バッティング、内野守備、外野守備、ピッチングの各ポジションに分かれて教室がスタート。内野守備を担当した仁志コーチはまず、「姿勢をよくすることがけがの防止につながる」とプレーの時だけでなくて、日常生活から心がけるよう助言。さらに、ボールを捕るときは「左足の踏み込みが大事」と話し、逆に「ボールを投げる時は相手の捕りやすいボールを投げること」と日ごろから相手のことを考える大切さを伝えた。

 一方、バッティングを担当した小久保監督は「ボールをしっかり見てタイミングを取ることが大切」とアドバイス。気になった子どもを呼び止め、熱心に指導した。子どもたちも帽子を取って真剣なまなざしで聞き入っていた。

小久保監督は子どもたちの将来的な侍ジャパン入りへ「はっきり目標をもってほしい」

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 質疑応答で自身の小学生の時のことを聞かれた小久保監督が「ずっと野球ばかりやっていました。小学校2年生の時には『プロ野球選手になりたい』と言っていました」と答えると、子どもたちからは感嘆の声も。また、仁志コーチは「サッカーをやっている子も多かったですが、ずっと野球をやっていました。学校から帰ってきてからはピッチング練習、素振り、腕立て伏せなどをして、中学校に入ってからはランニングも取り入れました」と学生時代を振り返った。

 教室を終え、小久保監督は「侍ジャパンは、各年代で代表チームがあり、将来的に目指すものが明確になりました。はっきり目標を持ち、それを実行に移して、毎日を過ごしてほしい」と、将来の代表入りを目指す子どもたちに目標を持つ大切さを力説。また、仁志コーチは参加した小学5、6年生と同年代の侍ジャパンU-12代表の監督を務めていることから「同じ年代の子が侍ジャパンのユニフォームを着ています。彼らに負けないように、負けず嫌いになってほしい。人に勝ちたいという気持ちを持って、世界で通用する選手になってほしい」とアドバイスを送った。

 日本球界のトップに位置する侍ジャパンの指揮官とコーチから指導を受け、子どもたちにとっては貴重な時間となった。

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