5連勝の侍ジャパンU-15代表に勝因あり 野口主将は「雰囲気が良くなってきた」

2016.8.3

キャプテンの野口海音は「1回戦から勝ちが続いてどんどん雰囲気が良くなってきた。無敗でスーパーラウンドに向かおうという気持ちがあったので、今日も勝てたと思います」と勝因を語った。

写真提供=Getty Images

写真提供=Getty Images

無傷でスーパーラウンドへ1位通過、「一人一人が自覚を持ってやれている」

 2日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ5日目。4連勝中の日本は3勝1敗のコロンビアと対戦。両チーム合わせて26四死球と乱れた試合になったが、10-6で制した。予選リーグ無傷の5連勝で、スーパーラウンドへの1位通過を決めた。

 キャプテンの野口海音は「1回戦から勝ちが続いてどんどん雰囲気が良くなってきた。無敗でスーパーラウンドに向かおうという気持ちがあったので、今日も勝てたと思います」と勝因を語った。

 1戦目はオーストラリアに13-0の7回コールド勝ち。2戦目は前回大会優勝国のキューバを4-0で下した。3戦目は今大会、初失点を喫したものの、韓国に15-4で勝利。4戦目は14安打を放ち、チェコに15-0と快勝した。

 5戦目となったコロンビア戦はさすがに疲れの色が見え、今大会初めて先制点を許した。「取られた時は雰囲気も下がり気味だったが、攻撃になって元気を出してやっていたので逆転ができたと思う」と野口。すぐに反撃し、流れを持ってきた。

 それでも、両チームとも四死球のオンパレードで苦しい試合展開。そんな中、日本はもらったチャンスを逃さず、20人中、19人が出場した総力戦で試合を落とさなかった。試合後のミーティングでは、「ミスが出て、声や雰囲気が悪くなったところがある。そこはベンチにいる人間とグラウンドにいる人間が一体となって頑張っていこう」という話があったという。

 1戦1戦、チームの団結力も増している。侍ジャパンの一員としての意識も高く、野口は「コミュニケーションをとって、一人一人が自覚を持ってやれている」と話す。3日はリフレッシュし、4日から世界一に向けた戦いが本格化する。「明日、しっかり休める時は休んでスーパーラウンドに向けて準備をしていきたいと思います」。悲願の金メダルを首にかけるまで、全力で突っ走る。

記事提供=Full-Count
写真提供=Getty Images

NEWS新着記事