侍ジャパンU-15代表、コロンビア下し開幕5連勝 A組首位でスーパーラウンドへ

2016.8.3

2日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ5日目。日本はコロンビアを10-6で下し、予選リーグ5戦無敗のグループA1位でスーパーラウンド進出を決めた。鹿取義隆監督は「子どもたちが頑張って結果を残してくれた。選手の頑張りでここまでこれた」と安堵した。

写真提供=Getty Images

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鹿取監督「子どもたちが頑張って結果を残してくれた」

 2日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」の予選リーグ5日目。日本はコロンビアを10-6で下し、予選リーグ5戦無敗のグループA1位でスーパーラウンド進出を決めた。鹿取義隆監督は「子どもたちが頑張って結果を残してくれた。選手の頑張りでここまでこれた」と安堵した。

 日本の先発マウンドに上がったのは、1戦目のオーストラリア戦で先発した岡田幹太。初回、2死から変化球をセンター前にポトリと落とされ、初安打を許したが、次打者を二直に抑えた。しかし、2回。2本のヒットと死球で満塁とすると、1番を打つアロヨに四球を与え、押し出し。日本は今大会初めて先取点を与えてしまった。

 それでも、この1点で食い止め、すぐさま反撃に出た。2回の先頭、4番・嘉手苅将太が四球を選ぶと、5番・小山翔暉への2球目の変化球で盗塁。送球がそれる間に三塁も陥れた。小山は一ゴロに倒れたが、6番・野口海音は四球で出塁。1死一、三塁とし、7番・不後祐将のショートゴロで同点に追いついた。さらに2死一、二塁で9番・田口夢人が右前適時打を放ち、逆転した。

 3回には無死二塁から3番・稲生賢二が3試合連続となるタイムリーを放ち、1点を追加。その後もゲッツー崩れの間に1点を入れ、リードを広げた。4回には四死球に相手のエラーが重なり、ノーヒットで計5点。5回には4番・嘉手苅のセカンドゴロの間に1点を加えた。

3安打も16四死球、5失策、鹿取監督「想定内」

 ここまで44安打を放ってきた打線も、この日は3安打。相手投手の制球が安定せず、16四死球に5失策と攻撃のリズムが作りにくい中、着実に得点を挙げていった。鹿取監督は「こういうゲームは普通にある。想定内のこと。見ている人たちは何だろうと思うかもしれないが、これがこの年代の野球。こういうのはあること」と冷静に振り返った。

 先発・岡田が3回まで投げた後も投手陣がピリッとせず、計8人が登板し、被安打7、10四死球。野手も緊張感のある戦いが続き、さすがに疲れが出てきたのか。記録上のエラーはゼロだが、連係ミスなどが目立った。

 翌3日は試合がなく、被災地などを訪問する予定。4日から行われるスーパーラウンドに向けてリフレッシュし、また新たな気持ちで挑みたいところだ。「スーパーラウンドではしっかりと自分たちのチーム力を出していければと思う。相手云々ではなく、自分のチームがやることをしっかりやるというのが一番」と鹿取監督。スーパーラウンドではベネズエラ、アメリカ、パナマと戦う。

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