「プレミア12」にも出場へ 初めは「嫌」だった侍ジャパンで源田壮亮が得たもの

2019.10.7

ルーキーイヤーの2017年に開幕戦からフルイニング出場を果たし、パ・リーグ新人王を獲得した埼玉西武の源田壮亮内野手。同年11月に原則24歳以下、入団3年目以内(オーバーエイジ枠3人を含む)の選手でチームを構成した野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、「アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」に出場。翌18年には、年齢制限がない「侍ジャパン」のメンバーとして「2018日米野球」にも出場するなど、日本を代表する遊撃手だ。2019年11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」のメンバー28人にも選出されたが、日の丸を背負って戦う試合は注目を集めるため、選出された当初は「嫌だな」と感じていたという。

写真提供=Full-Count

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2017年に新人でフル出場し侍ジャパン選出も…無安打で「ジャパン、絶対に嫌だ」

 ルーキーイヤーの2017年に開幕戦からフルイニング出場を果たし、パ・リーグ新人王を獲得した埼玉西武の源田壮亮内野手。同年11月に原則24歳以下、入団3年目以内(オーバーエイジ枠3人を含む)の選手でチームを構成した野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、「アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」に出場。翌18年には、年齢制限がない「侍ジャパン」のメンバーとして「2018日米野球」にも出場するなど、日本を代表する遊撃手だ。2019年11月2日(日本時間3日)に開幕する「第2回 WBSC プレミア12」のメンバー28人にも選出されたが、日の丸を背負って戦う試合は注目を集めるため、選出された当初は「嫌だな」と感じていたという。

 ルーキーイヤーに開幕戦からフルイニング出場を果たし、パ・リーグ新人王を獲得、さらに24歳以下の侍ジャパンにも選出されたプロ1年目について、源田内野手は「全部が想像以上。自分が一番びっくりしている感じでした」と振り返る。だが、「アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」では結果を残すことができなかった。

「侍ジャパンのメンバーに選ばれたのは嬉しかったです。若いチームだったので、プレッシャーもあまり感じませんでした。ただ、試合はノーヒットに終わって『ジャパン、絶対に嫌だ』と思いました。代表の試合だし、11月には野球の試合がないので、たくさんの方が見てくれている。注目される中であんまりやりたくないなと思いました」

 翌年には、年齢制限のない侍ジャパンの一員として「2018日米野球」に出場。体も大きくパワーのある相手選手たちを見て「すごいな」と圧倒されたという。メジャーリーグを代表する選手たちとの試合は、さらに注目される中での戦いだったが、2戦目には3安打をマーク。その時の心境を「安心しました」と笑顔で明かす。

侍ジャパンでの経験が源田にもたらした“いい影響”「見られることに慣れてきました」

「侍ジャパンのトップチームに選ばれるなんてびっくりしました。すごいメンバーの中に選んでもらって嬉しかったですが、結果を残せるか不安でした。初めて対戦するピッチャーなので、特に対策を練ったわけではないのですが、とにかく前に飛ばしたいと思っていました」

 柳田悠岐外野手(福岡ソフトバンク)や、菊池涼介内野手(広島東洋)ら、日本代表として集まったチームメートからは、刺激を受けることも多かったという。

「『自分はこれをやる』というルーティーンを持っている選手が多かった。試合までに自分の流れを持っている人がたくさんいました。そういう選手たちを間近で見て、自分も、1年目より2年目、2年目より3年目というように、ちょっとずつやるべきことを確立できてきたのかなと思っています」

 侍ジャパンのメンバーとして注目を集める試合に出場した経験は、シーズンにもいい影響をもたらしていると語る。

「最初はお客さんがいっぱいだと緊張してしまったんですが、見られることに慣れてきました。もちろん、緊張感をもってプレーはしていますが、余計な力が入らなくなりました」

 2019年10月1日に発表された「第2回 WBSC プレミア12」の出場メンバーにも選出された。そして来年の夏には東京でのビッグイベントが控えるが、常に侍ジャパンのメンバーに選出され、世界を相手に戦えるよう、源田内野手はまずは埼玉西武で結果を残し続けたいと意気込む。

「シーズン通して頑張るだけだと思います。侍ジャパンのメンバーの中でプレーすると、いろんな発見もあるし楽しいです。みんなそれぞれすごいところがある。自分の意識も変わったので、とてもいい経験ができる場所だと思います」

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