「第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき」が開幕

2016.7.29

今日29日から、福島県いわき市において「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき」が幕を開ける。開催国の日本を加えた12の国と地域から選手が集まり、世界一を決める熱戦が繰り広げられる。

写真提供=Getty Images

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全国トライアウトを経て集結した20人の若侍、指揮を振るうのは鹿取義隆監督

 今日29日から、福島県いわき市において「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき」が幕を開ける。開催国の日本を加えた12の国と地域から選手が集まり、世界一を決める熱戦が繰り広げられる。

「WBSC U-15ベースボールワールドカップ」は、各国と地域を代表する15歳以下の選手が参加する国際大会だ。1989年から2011年まで行われていたU16(AA)世界野球選手権大会の後継大会で、第1回大会は2012年にメキシコで開催され、ベネズエラが優勝。日本は、開催地の政情不安から第1回大会の出場を辞退した。日本が初参加したのは2014年の第2回大会から。18ヶ国・地域が参加し、キューバが優勝。日本は7位に終わった。

 侍ジャパンU-15代表は、リトルシニア、ボーイズ、ヤングリーグ、ポニーリーグ、フレッシュリーグの日本中学硬式野球協議会に属する5団体から選出される。4月から5月にかけて、中部ブロック、関西ブロック、東日本ブロック、九州(鹿児島)ブロック、九州(福岡)ブロックでトライアウトが開催され、代表20名が選ばれた。監督は第2回大会に続き、巨人、西武(現埼玉西武)などで活躍した鹿取義隆氏が務める。

侍ジャパンU-15代表は今日初戦、オーストラリアと対決!

「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき」は、7月29日から8月2日まで予選リーグ、8月4日から7日にかけて二次リーグと決勝が行われる。グループAに入った日本は、韓国、キューバ、オーストラリア、チェコ、コロンビアと1回戦総当たりの予選リーグを戦う。グループの上位3チームが1位から6位の最終順位を決定する二次リーグへ、下位3チームが7位から12位の最終順位を決定する二次リーグへそれぞれ進む。1位から6位を決める二次リーグの上位2チームが決勝戦に進出。3位と4位が3位決定戦を戦い、順位が決まる。

 2011年3月に発生した東日本大震災の地震、津波、原発事故で被災したいわき市で開催される今大会。世界の野球少年が集まる初の国際大会を通し、日本の元気と復興をアピールしていきたい。

 日本の初戦は今日29日。いわきグリーンスタジアムで午後7時から、オーストラリアを迎え撃つ。メダル獲得を目指す熱い戦いがいよいよ始まる。

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