11月の「WBSCプレミア12」 B組に入った「侍ジャパン」の対戦相手、大会日程は…

2019.5.6

2019年の野球界で最も大きな注目が集まる国際大会と言えば、11月に開催される「WBSCプレミア12」。WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の世界ランキング上位12か国(2018年末時点)が、年齢制限のないトップチームで激突。稲葉篤紀監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は世界一を目指し、ライバル国も2020年の出場権獲得をかけて大会に臨んでくる。

写真提供=Getty Images

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世界ランキング上位12か国が集結、日本はオープニングラウンドで厳しいグループに

 2019年の野球界で最も大きな注目が集まる国際大会と言えば、11月に開催される「WBSCプレミア12」。WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の世界ランキング上位12か国(2018年末時点)が、年齢制限のないトップチームで激突。稲葉篤紀監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は世界一を目指し、ライバル国も2020年の出場権獲得をかけて大会に臨んでくる。

 出場国は、日本、アメリカ、韓国、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、メキシコ、オーストラリア、オランダ、ベネズエラ、カナダ、プエルトリコ、ドミニカ共和国。いずれも野球強豪国だ。オープニングラウンドの組み合わせはすでに発表されており、世界ランキング1位の日本は台湾で開催されるグループBに入った。同4位のチャイニーズ・タイペイ、同9位のベネズエラ、同11位のプエルトリコと同組。スーパーラウンドに進出するには、この厳しいグループで上位2か国に入らなければいけない

「侍ジャパン」はまず、11月5日に桃園国際野球場でのナイターゲームでベネズエラと対戦。6日には同じ桃園国際野球場でプエルトリコ戦に挑み、7日には台中インターコンチネンタル野球場で地元のチャイニーズ・タイペイと激突する。台湾は野球熱が高いだけに、第3戦は完全アウエーになることが確実。勝たなければスーパーラウンドに進出できないという状況ならば、過酷な一戦となるだけに、ベネズエラ、プエルトリコに連勝しておきたいところだろう。

 ここをしっかり勝ち抜けば、スーパーラウンドは同11日~16日に東京ドーム、ZOZOマリンスタジアム、決勝は同17日に東京ドームで行われる。前回大会では、東京ドームでの準決勝・韓国戦でまさかの逆転負けを喫し、初代王者の座を逃した日本。しかし、ホームの“アドバンテージ”は間違いなくある。スーパーラウンド以降はファンの後押しを受けられるだけに、まずはオープニングラウンドで2位以内の座を“死守”したい。

メキシコ開催のA組と韓国開催のC組も熾烈、スーパーラウンドはより厳しい戦いに

 一方、日本以外の国にとって、この「WBSCプレミア12」は2020年の出場権がかかる重要な大会となる。アジア/オセアニア地区、南北アメリカ大陸それぞれの最上位、計2か国に東京行きの切符が与えられるのだ。2日(日本時間3日)からメキシコで開催されるグループAはメキシコ、アメリカ、オランダ、ドミニカ共和国、5日から韓国で開催されるグループCには韓国、キューバ、オーストラリア、カナダが入った。このA、C組からも上位2か国がスーパーラウンドに進むことになる。

 いずれも、日本が入ったB組に劣らぬ熾烈な戦いが繰り広げられるはず。野球の世界トップ12か国が集まる大会のレベルはさすがに高い。厳しいグループを勝ち上がってきたチームが集結するスーパーラウンドは、より見どころの多い試合が増えそうだ。

 2009年を最後に世界一の座に立てていない「侍ジャパン」トップチーム。2013年以降は準決勝で敗退という結果が続いている。育成年代や女子代表が奮闘し、トップチームも安定した成績を残していることで世界ランキング1位の座をほとんどの期間で守ってきたのは確かだが、そろそろ世界一の“眺め”も見てみたいところ。稲葉監督のもと、綿密なプランを練って約2週間を戦い抜くことになるだろう。

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